http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/vietnam/visit/0711_ag.html 日本・ベトナム間の戦略的パートナーシップに向けたアジェンダ
交流、政策対話、安全、防衛分野における協力
1.ハイレベル交流
今般のグエン・ミン・チエット国家主席の国賓訪日を含め、近年、両国首脳の訪問が毎年行われている。
グエン・ミン・チエット国家主席は、天皇皇后両陛下及び皇族方に対するベトナム訪問招待を繰り返し行った。
グエン・ミン・チエット国家主席は、福田康夫総理に対し、早期のベトナム訪問を公式に招待した。
双方は、双方にとって都合の良い早期に、ノン・ドゥック・マイン共産党書記長が訪日することへ希望を表明した。
双方は、衆議院議長の招請により、来年前半にグエン・フー・チョン国会議長の訪日が実現することに強い希望を示した。
2.日越協力委員会
二国間関係を戦略的パートナーシップに深化させるため、政策対話が重要である。両国は、本年5月、
両国外相が共同議長を務める総合的な政策対話である日越協力委員会を成功裡に開催し、
2008年ベトナムで第2回委員会を開催する。
26.原子力
エネルギー安全保障及び地球環境保全の観点から、原子力の平和的利用に関する協力は重要である。
双方は、ベトナムにおける原子力の平和的利用のために必要な基盤整備を含む二国間協力を継続させる意図を表明する。
双方は、アジア原子力協力フォーラム(FNCA)の枠組みにおける多国間協力を促進し、
本年12月に東京で開催される第8回FNCA閣僚級会合を歓迎する。原子力の平和利用に関しては、
核不拡散、原子力安全及び核セキュリティを確保することが必要であり、これには、IAEA追加議定書、
核物質防護条約及び原子力安全条約が極めて重要な役割を果たす。
これらの努力は、将来的に日越原子力協力協定に関する意見交換につながり得るものである。