【徳島】「日中友好の輪、広げる努力を」〜徳島で日本語論文発表会[10/31]

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1ちょーはにはにちゃんwφ ★
(写真)
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▲ 中国の大学生を招いて開かれた日本語懸賞論文発表会=徳島市寺島本町西1丁目

中国の大学で日本語を学ぶ中国人大学生による「日本語懸賞論文発表会」(県日中
青少年育成交流協会主催)が30日、徳島市内で開かれた。論文のテーマは日中友好。
尖閣諸島問題を巡る摩擦に揺れる日中関係だが、学生たちは論文で両国が友好を
深めていくことの必要性を訴えた。

論文は同協会が今夏募集、約400の応募から3人を選んで招いた。懸賞論文事業として
2004年から始め、今年で7回目。日本語を学ぶ中国人学生に県内の徳島大学や鳴門
教育大、資料館などを見てもらうとともに、友好を深めることが目的だ。

1回目から中心メンバーの三久(みきゅう)忠志・同協会長(75)は02年7月まで約3年間、
中国・大連の大連外国語学院などで中国人学生に日本語を教えた。驚いたのは学生の
ほとんどが周囲の反対を押し切って日本語を学んでいたことだ。

日中戦争などで両親や祖父母の世代の日本への印象は悪い。しかし、発音が美しい、
アニメなどの日本文化に興味がある、という理由で熱心に学ぶ姿が印象的だった。ぜひ
若い世代に来日してもらいたいとの思いから始めた。

今回、最優秀賞を獲得した大連外国語学院3年の李岳●(●はさんずいに亘)さん(21)
は論文の中で、周りの人が日本嫌いだったために日本語を学ぶのを一時ためらったが、
仕事で日本人と接している父親からの勧めで学び始めたことを明かした。今後については、
「力を尽くしてお互いの理解を深め、友好の輪を広げる努力を続けます」と誓った。

三久さんは「日中関係が壊れるのは両国にとってマイナス。来日した学生たちが両国の
懸け橋となってくれれば」と話した。

ソース:朝日新聞(徳島)
http://mytown.asahi.com/areanews/tokushima/OSK201010300166.html