【竹島問題】 独島、日本の主張の虚構性、その真実は…[10/24]
元々は漁業問題なんだよ
尖閣問題もそうで、日本が海洋に広く進出するようになると、
好漁場の尖閣沖で漁業してる日本の漁民の影響で、
統治時代には台湾の漁民も日本の船を手に入れて漁業するようになった。
台湾が日本の一部になったことで台湾漁民も自由に漁業できるわけだからね。
ところが戦後、日本が台湾を放棄した。そしてアメリカは尖閣を日本に返還した。
そしたら台湾漁民はもう尖閣沖に出漁できなくなるということで漁民が騒ぎ始めて、
蒋介石に何とかしてくれと要望した。それで蒋介石が尖閣を「自国」領だと主張し始めたんだよ
最初の頃は、大陸の中共は関心を持ってなかったが、
石油資源のことで台湾の主張に便乗し始めたというのが尖閣問題のいきさつだ。
日本統治時代に、尖閣沖漁業権が台湾人にとって生活上の権益になってたからね。
それが先日の、李登輝元総統の「我々は漁業さえ出来ればそれでいい」という発言の背景だよ。
竹島問題も実はまったく同じ背景で、
竹島というのは歴史的には明らかに日本の方が先に発見し、古くからなわばりにしていた島だったが、
ちょうど日清・日露戦争になるくらいの頃には、日本の漁民がどんどん竹島の方に出漁して行ってて、
そこに日本の漁民に雇われたり、日本から船を手に入れた韓国漁民らも出漁するようになった。
日本が近代国家として竹島領有を確定させた時には、一部韓国人から不満が流れたが、
それは完全な事実誤認で、竹島は当時の日韓政府の認識において日本領だと一致していた。
1900年大韓勅令の「石島」というのは、鬱陵島のすぐそばの竹嶼(チクトウ)のことか、観音島か、
もしくは鬱陵島の南にいくつもある小さい岩礁を指していて、いわゆる竹島(独島)のことではない。
「独島」という呼び名は、石島と同時に韓国の新聞に載ってるから、明らかに別々の島のことだ。
もちろん韓国の古い時代の于山島というのは、鬱陵島の別称だったり、竹嶼(チクトウ)のことを指している。
韓国に竹島(独島)の知識が入ったのは、密入国者の安龍福が、日本人にその存在を教わってからのことで、
それでもそれ以降にすら、韓国人は竹島(独島)の所在は把握できてないから、地図にも記載できず島名すらない。
「独島」という呼び名がいつ出来たかを考えればそれは自明のことだ。
日本が韓国併合したら、当然、日韓は同じ一つの国になったわけだから、韓国人もどんどん竹島近海の
日本海に進出するようになった。なったと言っても、いろんな文献証拠からはっきりしてるのは、
韓国人はあくまで日本の漁民に雇われてたにすぎない。竹島には済州島民が雇われてようだ。
同じことは対馬近海についても言える。
そのため戦後、朝鮮が独立すると、竹島や対馬周辺での漁業権益が問題になってくるわけだ。
韓国漁民はそのあたりで漁業して生活するようになってるから、今更出来なくなると困る。
講和条約で日本に竹島と対馬を放棄させようとしたのはそのためで、
放棄させられなかったので、李承晩は国際法違反の李ラインを勝手に引いて、
自国の経済水域だと言い始めた。
そのうち竹島を侵略し、その後、対馬にまで侵攻しようとさえしていた。
それらは全て、植民地時代の漁業権益を引き続き維持したいという手前勝手な欲望にすぎない。
その欲望を正当化するために、古い文献の全然違う島の島名のことを、
勝手に竹島のことだと言い張ってるのが今の韓国の状態。