★カンボジア鉄道が再開 アジア連結に一歩
【プノンペン共同】アジア開発銀行(ADB)などの支援で復旧工事が進められている
カンボジアの鉄道が22日、一部区間で正式に再開した。
タイ国境の北西部ポイペトからプノンペンを経て南部シアヌークビルを結ぶ全長約650キロのうち、
開通したのはプノンペンから南部カンポート州トゥクミアスまでの約120キロで、当面は貨物のみの運行。
カンボジアの鉄道は、東南アジア諸国連合(ASEAN)が進める
シンガポールと中国・昆明を結ぶ鉄道計画の重要区間。
ADBが主導するメコン川流域開発計画(GMS)の南部経済回廊の重要インフラでもあり、
再開は鉄道によるアジア連結に向けた一歩となる。
カンボジアの鉄道は内戦で激しい損傷を受けた上、
老朽化が進み、この1年は完全に運行を停止していた。
復旧事業は1億4180万ドル(約115億円)の費用のうち、8400万ドルをADBが支援。
オーストラリアやカンボジア政府なども資金を拠出した。
今後、2011年にはトゥクミアス―シアヌークビル間を再開。
プノンペンからポイペトの路線も、ポル・ポト派に破壊された
ポイペト―シソフォン間を再建して13年に再開させる予定。
ソース 共同通信 2010/10/22 12:02
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010102201000121.html