「草なぎさん、よく来られますヨ〜。小さい店だから、人目を気にして夜中に来られることが多いかな」(店員)
いまや、韓流ファンの聖地として栄えている東京・新大久保。中央の通りには、韓流グッズ店や、韓国料理店などが立ち並び、
活気にあふれている。週末には、都内だけではなく、日本各地から観光客が押し寄せるほどだ。
しかし、その喧騒を避けるかのように、大通りからはずれ、路地を入った住宅街にポツンと佇んでいる店があった。
それが、草なぎ剛が足しげく通う韓国料理店だ。
“ポシンタン(犬鍋)専門店”
店の看板にはデカデカとそう書かれている。それも、韓国語表記のみ。日本人にはまったくわからない!
芸能人が訪れる店とは思えないほど貧相な店構えだが(失礼)、店の入り口には草なぎ本人が写った写真が飾られていて、
店内の壁にはサインがズラリ。キャイ〜ンの天野、ココリコの田中、いしだ壱成…。その中にひときわ目立つハングル文字のサインが。
『チョナン・カン(草なぎ剛)』
なぜ、草なぎだけが韓国語!?店の常連であることを隠したかったのだろうか。
「この店は、本当の韓国通しか訪れないお店です。犬肉目的で来られる人がほとんど。特に精力がつくということで、韓国人だけ
ではなく、日本人男性にも人気です」(韓国グルメライター)
記者もおそるおそる、お店の看板メニューである“ポシンタン”に挑戦してみた。大(約4〜5人前)で1万円、小(約2〜3人前)で
5千円と、ソコソコいいお値段。
「韓国直輸入の犬肉を食べられるのはココだけ。あとは、中国産の犬ばかりだヨ。やっぱり、韓国産に限るネ。クレーム?たまに来る
こともあるヨ。でも、こっちは合法でやってるから何も問題ないヨ」(店員)
一時期、国際的非難を浴びた犬肉。動物愛護団体に問い合わせてみた。
「食用犬問題は昔から叫ばれています。韓国でも、一般の人はあまり口にしません。韓国国内でも反対する人が多いです。しかし、
食文化ですから、裁判など大きな問題にはできません」(動物愛護団体スタッフ)
その問題のお肉の味はいかに??薬味をふんだんに入れた特製スープに浮かんだ赤身の犬肉。歯ごたえがあり、見た目は牛肉と
さほど変わらない。皮の部分はプルプルでコラーゲン豊富な豚皮のよう。
“芸能人もこれを目的に来られるのですか?”と前出の店員に質問すると、「芸能人はイメージがあるから食べないよ。メニューには
豚肉もあるからネ。こっちをみんな食べてる」と、なぜか、さっきまで温厚だった店員が、異様に焦るさまはご愛嬌か。
帰り際、手渡してくれた名刺には、お店のママと草なぎの笑顔のツーショット写真が。草なぎ本人もさぞかしビックリだろう。隠すどころか、
広告塔になっていたのだから。
愛車もヒュンダイを乗り回しているという草なぎ。“特別なオンリーワン♪”なお店で犬肉を食し、身も心もチョナン・カンになるのかな?
ソース(週刊女性 11/2号 33ページ)
http://www.shufu.co.jp/magazine/woman/