【北京=関泰晴】
中国で服役中の民主活動家、劉暁波氏(54)のノーベル平和賞受賞について、中国各紙は9日、
「劉暁波は中国の法律を犯して懲役刑を言い渡された罪人だ」と反発する外務省報道局長の談話を簡単に報じた。
共産党政権は厳格な情報統制を敷き、劉氏の受賞を黙殺する意向で、
NHKなど外国テレビ放送の平和賞関連ニュースは9日も放映中断が続いた。
共産党機関紙「人民日報」発行の国際問題専門紙「環球時報」は9日の社説で、
「ノーベル平和賞は西側の利益のための政治的な道具に成り下がった」と非難。
「この賞を評定し、操る人は、中国社会が政治的な相違が原因で終わりのない紛争に陥り、
ソ連式の分裂に向かうことを願っている」と警戒感を示した。
ソース 2010年10月9日11時28分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101009-OYT1T00296.htm?from=top