★中共ミサイル撤去?行政院長「その段階に無い」
中共国務院の温家宝・首相は先ごろアメリカで、台湾に向けて配備するミサイルの撤去は
最終的に実現すると述べて注目された。
行政院の呉敦義・院長は28日、立法院での質疑応答でこれについて聞かれ、
温家宝氏の発言は中国大陸側の考えを示したものだが、
中共国務院国防部のスポークスマンは一つの中国の原則の下でなければミサイル撤去は無い
と話していると指摘、台湾海峡両岸はまだ政治的な対話を始める段階にはないとして、
ミサイル撤去に否定的な見方を示した。
呉敦義・行政院長は、「両岸が今、軍事相互信頼メカニズム、
もしくは政治面での協議や交渉を始めようとしてもまだ機は熟していない。
長い時間をかけてより多くの相互信頼関係を積み重ねなければならず、
また、国民のより強いコンセンサスも必要だ。
いつになればこの基準に到達できるかはわからない」としている。
呉・行政院長はさらに、「中国大陸はミサイルを撤去していないし、
公式、非公式の外交面で我々を排斥する動きを続けている。
これらは善意とは逆行するもので、中共がより多くの面でいっそうの善意を示すよう期待する」と述べた。
ソース Radio Taiwan International 2010/09/28
http://japanese.rti.org.tw/Content/GetSingleNews.aspx?ContentID=110629 関連ソース
総統府、温家宝氏のミサイル撤去談話を評価 2010/09/25
http://japanese.rti.org.tw/Content/GetSingleNews.aspx?ContentID=110453