【尖閣問題】敗北 尖閣事件 「仙谷氏主導」の釈放劇は、歪んだ政治主導[09/25]
■中国が掘削の可能性
「日本は法治国家だ。そのことを簡単にゆるがせにできない。(日本が)超法規的措置をとれるのではないか、
ということが前提にあるから(中国側は)よりエスカレートしていく」
玄葉光一郎国家戦略担当相も24日午前の記者会見で胸を張った。だが、那覇地検の釈放方針発表後に
官邸を出る際、玄葉氏は記者団に無言を通した。
閣僚経験者は「地検が日中関係にわざわざ言及したのは、精いっぱいの抵抗ではないか」と解説してみせたが、
中国が強く出るとひざを屈する弱い日本というイメージは世界に広まることになる。
仙谷氏らは船長の釈放で事態の沈静化を期待しているのだろうが、資源エネルギー庁幹部は24日の自民党
外交部会で、東シナ海の天然ガス田「白樺」(中国名・春暁)で、中国が掘削作業を開始した可能性が高いとの
認識を明らかにした。
今回の事件は中国が東シナ海での活動をますます活発化させるきっかけとなったかもしれない。
■「特例」再び
「那覇地検の決定は、3〜4時間後には(米ニューヨーク滞在中の)菅直人首相の耳に入るだろう」
仙谷由人官房長官は24日午後の記者会見で、いったんはこう述べ、船長釈放決定は首相の耳には届いて
いないとの認識を示した。
そしてその後、秘書官が差し入れたメモを見て「首相にはすぐに連絡が届いているということだ」と訂正した。
まるで、首相の意思・判断には重きを置いていないかのようだった。
船長釈放の一報が伝わる約5時間前。23日午後9時(日本時間24日午前10時)ごろ、首相は同行記者
団との懇談で笑みを浮かべてみせた。
「今いろんな人がいろんな努力をしているんだから」
日中関係の改善策を問われた際の答えがこれだ。
民主党政権には中国の圧力に屈してルールを曲げた“前科”がある。昨年12月の習近平国家副主席の来日
時に「1カ月ルール」を破って天皇陛下との「特例会見」を実現させたことだ。
「あのときは官邸がぐらついたが今回は仙谷氏をはじめきっちりやった。中国も驚いて交渉レベルを楊潔●
(=簾の广を厂に、兼を虎に)外相から戴秉国国務委員に上げて圧力をかけたが政府は踏みとどまっている」
8日の船長逮捕の数日後、外務省関係者はこう語っていた。だが、その評価は裏切られた。
続く
>>1-2の続き
■テープ公開せず
24日昼、自民党本部での党外交部会。海上保安庁の檜垣幸策刑事課長は中国漁船と海保の巡視船が
衝突した瞬間を収めたビデオテープをなぜ公開しないのか、苦しい釈明に追われた。
高村正彦元外相「ビデオを見たら、(中国漁船側が)ぶつかってきたことが一見して分かるのか」
檜垣刑事課長「一見して分かります」
ならばなぜ、貴重な証拠を国際社会にアピールしようとしなかったのか。白黒はっきりつけるのを嫌う事なかれ主義
が垣間見える。
政府内でも公開すべきだとの意見はあったが、仙谷氏は「刑事事件捜査は密行性をもって旨とするというのは、
刑事訴訟法のいろはの『い』だ」(21日の記者会見)と後ろ向きだった。
刑事訴訟法47条は「公益上の必要が認められる場合」は証拠書類の公開を認めている。政府は、自国に
有利なはずのビデオ公開を「公益」にかなわないと判断したことになる。
■基盤揺るがす火種
政府筋は今回の釈放決定について「電光石火の早業」と評するが、いかに仙谷氏とごく少数の人間にしか知ら
されていなかったかが分かる。
「那覇地検(の鈴木亨次席検事)は『今後の日中関係を考慮して』と言ったがこんなことを検事が言っていい
のか。あらゆる泥をかぶるというなら、首相臨時代理である仙谷氏が(自分の責任で)言えばいい」
自民党の石破茂政調会長は24日夕、記者団にこう指摘し、10月1日召集の臨時国会で追及する考えを
示した。日本の国際的地位低下を招いた仙谷氏らの独走は、国内でも新たに発足した菅内閣の基盤を
揺るがす火種となりそうだ。
終
歪んだ政治主導w
5 :
<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2010/09/25(土) 06:47:47 ID:/d/cfPDA
法の支配が守れない
こんな事なら、民主主義はいらない