【野球】巨人2軍の韓国人コーチ「施設がうらやましい」「ここの選手は温室育ち」[09/22]

このエントリーをはてなブックマークに追加
1超イケメンマスク( ヽ´`ω´ )φ ★
 日本プロ野球の巨人2軍の球場へ行くと、イ・スンヨプ(34)のほかにもう一人、韓国野
球界のスターがいる。韓国プロ野球界で最多勝記録(210勝)を打ち立てた宋津宇(ソン・
ジヌ)コーチ(44)だ。昨年ハンファを引退し、巨人でのコーチ研修にやって来た。韓国を
離れて約1年になるが、宋コーチは真っ黒に日焼けしていた。「1シーズンでも2軍にいれ
ば、誰でもこうなりますよ」

■「優れた施設がうらやましい」

 宋コーチは日本でも「会長」と呼ばれている。難関といわれている巨人のコーチ研修の
座に就けたのは、ハンファのサポートもさることながら、韓国プロ野球界での立派な経歴
が認められたからだ。

 「ここにいる2軍投手くらいの球なら、今でも投げる自信はあります。わたしのボールを
受けた選手たちが口々に皆そう言うんです。スピードはかなり落ちましたが、変化球と制
球力はまだまだいけると思いますよ」。自信のほどをのぞかせた宋コーチは、「日本には
選手の数こそ多いですが、それなりに通じる選手となると、あまり見られません」と話した。

 「ここにいる選手たちは、何だか温室育ちの草花とでも言いましょうか。韓国の選手たち
はしつこく食らい付いてくるたくましさがありますが、ここにいる選手たちは、何だかぬるま
湯にでも漬かっているような、意味のない時間を何となく過ごしている選手たちが多いん
です」

 さらに「韓国野球を見詰める日本野球界の視線ががらっと変わったのを感じます。野球
のレベルが上がったというプライドは感じますが、プロの施設を比べると、力が抜けてしま
います」とつぶやいた。「巨人の2軍の練習施設は本当にうらやましい限りです。室内練習
場では、内野のノック、バッティング練習、ピッチング練習をそれぞれ同時に行うことができ
ます」

 その上で「韓国のプロ野球界にも、女性ファンや家族連れが多くなり、観客動員数も毎
年増えていますが、インフラの改善が伴わなければなりません」と声を高めた。

>>2に続く

http://www.chosunonline.com/news/20100922000002
http://www.chosunonline.com/news/20100922000004
2超イケメンマスク( ヽ´`ω´ )φ ★:2010/09/22(水) 08:23:50 ID:???
>>1の続き

 2軍のシーズンが終わる今月末、宋コーチは韓国に帰国する予定だが、最近変わったプ
ロジェクトを引き受けることになった。2008年にドラフト2位で巨人に入団した20歳の有望左
腕、宮本武文を育てることだ。「わたしと同じ左腕なので任せられたのではないでしょうか。
才能はあるんですが、精神力が弱いんです。ちょっとでもきついと、すぐあきらめてしまうの
です」

 宋コーチは、宮本との守備練習で少しでもたるんだところが見られれば、直ちに大声でし
かった。外国人コーチ、それも正式なコーチでないにもかかわらず、宮本は、無駄口一つた
たくことなく付いてきたし、トレーニングが終わると、頭を下げてあいさつをした。

 「本当に自分の実力を高めようと思って努力してくれていることが分かったんだと思います。
ここで過ごした1年が、今後指導者として生活していく上で大きく役立つことでしょう」

 しかし、帰国を目前に控えた宋コーチは笑ってばかりもいられない。来季の就任先が決ま
っていないのだ。ハンファにも適当な役職がないという。にもかかわらず、やはり古巣が気に
なるようだ。「ハンファについての良くない話がたくさん出回っているため、あまりうれしくはあ
りません。来年は成績が良くなるように期待しています。それでこそ、ファンが足を運んでく
れるというものです」

 また、19日に引退試合を行った後輩のヤン・ジュンヒョク(サムスン)については、「韓国の
プロ野球界では、プロの第2世代から第3世代への入れ替えが行われているようです」と語っ
た。「ジュンヒョクだけじゃなく、多くの選手が引退しますね。大変残念なことですが、その時
が来たのかと思って受け止める以外にありません。いつまでも選手でいられるわけではない
んですから」

 日本のプロ野球界には、宋コーチのようにコーチ研修をする韓国人が少なくない。巨人の
キム・ヒョヌク氏(元サムスン)、ロッテのチョ・ウォヌ氏(元ハンファ)、ヤクルトのパク・ソクジ
ン氏(元ロッテ)などは、互いに連絡を取り合いながら寂しさをほぐし、未来の指導者になるた
めの訓練に汗している。