【韓国】霊岩F1大会目の前なのに…チケット販売せいぜい100枚[09/12]

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1ピアノを弾く大酋長φ ★
霊岩F1大会目の前なのに…チケット販売せいぜい100枚

入場券数十万ウォン…大衆性なくて
3千億ウォン投入した全南道、赤字憂慮
競技場建設遅延…開催'真っ赤な火(プル)'

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▲<いまだ工事中> 国際自動車競走大会のフォーミュラワン(F1)グランプリ韓国大会が開かれる全
南・霊岩のコリアインターナショナルサーキットの工事が当初日程より遅れている。これにより国際
自動車連盟(FIA)の検収を受けられずにいる。 /聯合ニュース

全南(チョンナム)・霊岩(ヨンアム)で国内で最初に開かれるフォーミュラワン(F1)国際自動車競走
大会に赤信号がついた。大会開催日(10月22〜24日)が一月余り前に近づいたのに入場券がほと
んど売れず、大規模赤字大会に転落する危機に処した。競技場の完工も予定より遅れて大会自体
がまともに開かれるのか疑問だという国内外の評価が相次いでいる。

12日、大会運営法人のカボ(KAVO)によれば去る1年余りの間、国内外の入場券販売実績は皆無も
同然だ。国内販売代行窓口である光州(クァンジュ)銀行と新韓銀行は今まで全国でオンラインを通
じて100枚余りを売った。二つの銀行のオフライン販売は事実上開店休業状態だ。ある銀行関係者
は「入場券の価格が12万〜100万ウォン台で高価なうえにF1が大衆性のあるスポーツ行事でないせ
いでチケットがほとんど売れなかった」と話した。

入場券販売不振は大会開催を事実上主導してきた全羅南道(チョルラナムド)の「計算書」を根本か
ら揺さぶっている。全南道とKAVOは国内分収入を742億ウォンと算出した。このうち入場券販売収入
は564億ウォン。全体収入の76%を占める。残りは企業ブース89億ウォン、スポンサー58億ウォン、衣
類など記念品販売3億ウォン、TV中継権料29億ウォンなどだ。

成功的開催の可能性が減りながら大会誘致のために注ぎ込んだ投資額まで批判の俎上に上がった。
競技場建設費2000億ウォン、敷地買い入れ費300億ウォン、開催権料360億ウォンなど全2660億ウォ
ンが投入された。競技場進入道路工事費とその他大会誘致費まで合わせれば3160億ウォンに達す
る。弱り目にたたり目で、F1大会は一度開催権を取れば7年間大会を開くようになっていて、開催権
料も毎年10%増額された金額を自動的に支払うことになり全南道は3000億ウォンの借金を負担した
状態だ。

差し迫っていた全南道には非常事態になった。職員らに入場券販売が割り当てられた。地域はもち
ろん全国的に企業を訪ね歩いてチケットを売る専門担当班も作られた。霊岩郡庁職員のA氏は「300
枚が割り当てられて管内企業体や親戚・姻戚に購入をお願いした」として「チケットの値段が高くて大
部分がすっきりしない反応だった」と話した。海外販売実績も殆どないと分かった。

大会の展望が暗くなるや全南道が交渉力をまともに発揮できなくて負担が大きくなったという批判も
少なくない。今年の開催権料360億ウォンはトルコ(155億ウォン)と比較してとても多いというものだ。
放送中継権料全額と競技場の中にたてるようになる4つのメインスポンサー収入中の75%をフォーミュ
ラワン・マネージメント(FOM)に渡したのも交渉失敗の結果という批判もある。

日程上先月にすでに完了するべきだった競技場建設が遅滞して、大会開催90日前に受けなければ
ならない国際自動車連盟(FIA)の競技場検収日程もずるずると延期になった。

KAVO関係者は「頻繁に雨が降って台風などで工程に狂いが生じたが、夜通し工事などで工事を急い
でいて大会を行うには問題がないだろう」と明らかにした。

霊岩(ヨンアム)=チェ・ソングク記者

ソース:韓国経済(韓国語) 入力:2010-09-12 18:10 /修正:2010-09-13 03:13
http://www.hankyung.com/news/app/newsview.php?aid=2010091201681