★「北朝鮮が死んだという拉致日本人、実際では生きているという情報」(1)(2)
「北朝鮮が後継者を決めるからといってすべてが変わらないだろう。
金正日(キム・ジョンイル)委員長がずっと政権を持って執権するとみるからです」
中井洽日本公安委員長は「もうすぐ開催される北朝鮮労働党代表者会が
金正日政権の後継者問題を決める席と見ている」と述べた。
2日、東京の中央庁舍20公安委員長室で中央日報と単独インタビューを行った。
日本の警察組職と情報を統括する席にある彼は「国際社会が(北朝鮮後継者問題を)どう受け入れるか
日本も注意深く見ている」と述べた。中井委員長の名刺には「拉致問題担当内閣部特命担当大臣」
という肩書きが書かれている。1977年11月、北朝鮮工作員によって拉北された横田めぐみさん(当時13歳)
を含む17人の拉致日本人(5人は帰還)と関する問題を担当する特任長官だ。
インタビューは拉致日本人問題を取材するために日本政府拉致問題対策本部と
外務省の招請で訪問した中央日報記者を中井委員長が執務室に招待する形で実現した。
中井委員長は「拉致問題は金正日委員長が直接指示した事件」とし
「金正日委員長が生きていて権力を担っている時に解決しなければならないというのが基本的立場」と強調した。
また「赴任以後1年間、情報を収集した結果、北朝鮮が死んだと言っていた拉致日本人が、
実際には生きているという情報を得た」と明らかにした。北朝鮮はめぐみさんが93年3月うつ病で死亡した
と明らかにしたが、日本に渡された遺骨が彼女の物ではないと明らかされるなど、疑惑を受けてきた。
中井委員長は「日本の以前の政府は拉北された国民に関する情報収集を熱心にしなかったのが事実だ」とし
「しかし私は全く違った方法で積極的に努力する」と述べた。
「過去、韓国政府は日本政府の拉致者問題提起を南北関係を妨害するものと見たようだ」とし
「李明博政権は黄長Y(ファン・ジャンヨプ)、金賢姫(キム・ヒョンヒ)さんの訪日を許容するなど相当な変化がある」
と評価した。中井委員長は7月、大韓航空機爆破犯の金賢姫元死刑囚を招待して拉致日本人家族と会わせたが、
ヘリ移動などで過度な「国賓待遇」をしたというメディアの批判を受けた。
「日本が北朝鮮と修交をすることと拉致問題は全く別の事案だ」とし
「しかし外務省は過去と同じ方向に行こうとするようだ」と指摘した。
朝日修交交渉などを推進しながら拉致問題を解決させようとする外務省の立場を
代表的対北強硬派である自分は受け入れにくいという意味だ。
中井委員長は6カ国協議にについて「岡田外相が楊潔チ中国外交部長と面談で
“韓国政府と協力問題”について言及した」とし「天安艦事態と関連し、韓国政府の感情を理解している」と述べた。
中井委員長は青のリボン模様のバッジを常に右の胸につけている。
拉致被害者と家族の出会いを祈る「ブルーリボン」だ。
中井委員長は「拉致問題解決には北朝鮮内の日本拉致者関連情報が欲しい」とし
「特に2万人の韓国内北脱出者関連情報を知らせてくれればありがたい」と述べた。
ソース 中央日報 2010.09.06 12:57:13
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