出演料未払い問題と制度改善を要求し、放送局3社の外注制作会社ドラマ出演拒否を宣言した
韓国放送映画公演芸術人労働組合(以下、韓芸組)は、KBSとの問題解決で電撃的に合意した。
これにより、KBS第2『製パン王キム・タック』など、現在放送中のKBSドラマは支障なく通常通り制作される見通しが立った。
しかし、合意が成立していないMBCやSBSのドラマについては、2日から本格的な撮影拒否に入る。
韓芸組のキム・ウンソク委員長は1日午後、ソウル・汝矣島の中国料理レストランで記者会見を開き、
「KBSは未払い出演料に対し原則的に支払い保証を約束した。
今月30日までに出演料支払い問題を含む外注制作制度改善のための共同対策を作成することで合意した。
KBSドラマの撮影には全く支障がない」と述べた。
しかし、
「現時点で、MBC・SBSとはまだ交渉が成立していないため、明日からこの2局のすべての外注制作ドラマについて、撮影拒否に入る」と語った。
さらに、
「我々は正当な労働の対価を受け取ることを望んでいるだけなのに、放送各社は未払い出演料問題を『制作会社の責任』とし、
素知らぬふりをしている。こうした事態における最大の責任は、不当に少ない制作費しか出さない放送各社にある。
各社は社会的・道徳的責任を取るべき」と主張した。
だが、どれだけの数のドラマに放送・制作上の支障が出るかは未知数だ。
撮影拒否は強制ではなく、普通は1週間分の放送を事前に撮影しているからだ。
キム委員長は
「ある放送局では、俳優を集め、『撮影を拒否する人は手を上げろ。台本から外す』といったという。雰囲気的には容易ではない」と話す。
韓芸組側の資料によると、3社の外注制作ドラマ未払い出演料の累積額は約47億3990万ウォン(約3億3800万円)に達するという。
MBCが 28億4824万ウォン(約2億300万円)で最も多く、
KBSは10億5417万ウォン(約7500万円)、SBSは8億3751万ウォン(約6000 万円)とのことだ。
パク・セミ記者
ソース 朝鮮日報 記事入力 : 2010/09/02 08:39:28
http://www.chosunonline.com/news/20100902000016