【韓国】次期警察庁長官「盧武鉉前大統領、飛び降り前日に巨額の借名口座発見」→「死者に対する名誉棄損」で娘婿告訴[08/18]

1 ：蚯蚓φ ★：2010/08/19(木) 23:12:03 ID:???

　故・盧武鉉（ノ・ムヒョン）前大統領の娘婿である郭相彦（クァク・サンオン）氏が18日、「盧前大統
領名義の借名口座」について発言した趙顕五（チョ・ヒョンオ）次期警察庁長官を、名誉棄損の容
疑でソウル中央地検に告訴した。

　趙次期長官は今年3月末に行われた警察庁内部での講演で、「盧前大統領が飛び降りる前日、
巨額の借名口座が発見された」と語ったが、これはすでに死亡した盧前大統領の名誉をおとしめる
ものだとして、「死者の名誉棄損罪に当たる」と、郭氏は主張している。郭氏はさらに、趙次期長官
が「特別検事を導入しようとしたが、権良淑（クォン・ヤンスク）夫人が民主党に訴え、それをできな
いようにした」と発言した部分についても、「虚偽の事実で権夫人の名誉をおとしめただけでなく、
盧前大統領の遺族である自らも名誉を傷つけられた」などと告訴した。
　郭氏から告訴を受けたソウル中央地検は、近いうちに訴状の内容について詳しく調べる方針だ。
今回の捜査の争点は、「趙次期長官の発言が事実かどうか」に絞られてくる。

　さらに別の関心は、捜査で検察が「借名口座」問題について、どこまで調べるかという点にもある。
当面は、盧前大統領が泰光実業の朴淵次（パク・ヨンチャ）前会長（65）から違法な政治資金を受け
取ったとされる、いわゆる「朴淵次ゲート」の捜査記録を基に捜査が進められそうだ。大検察庁（最
高検察庁に相当）の中央捜査部は盧前大統領の自殺後、「（朴淵次ゲートの）捜査記録は永久保
存する」としていたが、もしここからも借名口座の存在などが証明できなければ、「趙次期長官の発
言は事実に反する」という結論が下される可能性がある。当時、中央捜査部で捜査に当たっていた
複数の関係者も、「趙次期長官が発言した借名口座は存在しない」と考えているという。

　ソウル中央地検はコメントを避けているが、中央捜査部の捜査記録に対する検討作業や、当時の
捜査チーム関係者に対する聞き取りなどで、この事件の捜査に決着をつける方針だということが分
かった。しかし法曹関係者の間では、「中央捜査部関係者に借名口座を発見したかを聞くことよりも、
借名口座が実際に存在したかどうかの方が、問題の本質にある」という意見も出ている。

　郭氏ら遺族側は、「盧前大統領は借名口座を作ったことはない。そのため、借名口座が発見され
た事実なども最初からない」と主張している。これが事実であれば、中央捜査部の捜査結果とは別
に追加の捜査が必要となる可能性もある。与党の一部からはすでに、「特別検事の導入」を求める
声も出ている。

　一方、告発された側の趙次期長官は、取り調べを受けたとしても、借名口座に関する発言を行っ
た根拠を明らかにはしないだろう。法理上、「虚偽の事実」を流布したとしても、これを真実と見なせ
るだけの事由が認められれば免責となる。ただし、「週刊誌かインターネットで見たような気がする」
といった程度の説明では、免責事由に当たらない、というのが法曹関係者の意見だ。

李明振（イ・ミョンジン）記者

ソース：朝鮮日報／朝鮮日報日本語版＜盧前大統領の娘婿が次期警察庁長官を告訴＞
http://www.chosunonline.com/news/20100819000025