【中国】高官が飲酒運転で事故…女性流産も「死者ではないだろ」［08/17］

1 ：はらぺこφ ★：2010/08/17(火) 16:15:32 ID:???

山東省ホー沢市で2日午後8時半ごろ、乗用車が通行人を次々にはねる事故が発生した。運転していたのは同市
ヂュエン城県人事局の幹部職員で、飲酒運転だったと分かった。この事故で、妊娠中の女性2人が流産した。
県当局は「負傷者は命に別状なく、感情も安定してる」などと発表した。チャイナネットが報じた。（「ホー」
は草かんむりに「河」、「ヂュエン」は「煙」のつくり部分の右におおざと）

県当局は、同事故で「死者は出なかった」と発表したが、インターネットでは、疑いの声が多く表明された。
その後、女性2人が流産していたことが分かった。それぞれ、妊娠4カ月、6カ月だった。

胎児の「死亡」を発表しなかったことについて、県職員は取材に対して「子どもを流産しても、死亡には含ま
れない」と述べ、記者に「子どもが生まれなくなっても、それは死者にはならないだろう」などと反論した。

県当局は3日になり、事故発生を発表。「10人が負傷し、3人は重傷で7人は軽傷。軽傷者のうち3人は帰宅した」
とした上で「負傷者に生命の危険はない。ただちに治療を受けており、感情も安定している」などと説明した。
流産した女性の状況や心情を踏まえて書いたとは思えない内容だ。

一方、共産党・政府の対応については「（事故を）高度に重視し、全力で負傷者の救助にあたった」などと、
パターン通りの「自画自賛」。さらに、事故を起こした運転手の所属には触れず、「張某某」と、実名もあい
まいにした。

女性2人の流産に触れなかったことなどで、インターネットでは疑問の声と非難が続出した。

山東豪才弁護士事務所の王立才弁護士は、「法律では、胎児の死亡は妊娠していた女性の負傷と扱われる」と
認めた上で、「公務員の幹部が、しかも飲酒運転で多くの人を負傷させた。注目され、責任追及の声があがる
のは、必然だ」と指摘。「女性が流産したことは、事故がもたらした深刻な結果だ。政府には、情報を全面的
に公開する責任がある」と述べた。

中国では、デマを流したことを処罰する法律がある。王弁護士は「（庶民は）多くの経験で、政府が事故の情報
を隠したり、ごまかすことが分かっている。インターネットなどで噂や、場合によってはデマが流れるのは必然
だ」との考えを示した。
（編集担当：如月隼人）

サーチナ　2010/08/17
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0817&f=national_0817_127.shtml