韓国初の男性デザイナー、アンドレ・キムさん死去
【ソウル12日聯合ニュース】著名ファッションデザイナーのアンドレ・キムさんが12日午後7時25
分、持病のためソウル・蓮建洞のソウル大学病院で亡くなった。75歳だった。先月末に肺炎で同
病院に入院し治療を受けていたが、病状が悪化した。
1935年にソウルの農家の家に生まれたアンドレ・キムさんは、高校卒業後の1961年、明洞
に設立された国際服装学院に1期性として入学し、デザインを学んだ。翌62年に初のファッション
ショーを開き、韓国初の男性ファッションデザイナーとしてデビューした。1988年のソウルオリン
ピックで韓国選手団のユニフォームをデザインしたほか、芸能人や各界著名人の衣装を数多くデ
ザインし、名声を高めた。
1962年に仏パリで韓国人デザイナー初のファッションショーを行ったのをはじめ、カンボジア・ア
ンコールワット遺跡、オーストラリア・シドニーのオペラハウス、中国・北京の人民大会堂、エジプト
のピラミッドの前など、国内外のさまざまな場所で数百回を超える大小のショーを行い、独創的な
ファッションの世界を披露してきた。
ファッションへの情熱と功労が認められ、1977年にはファッションデザイナーでは初めて、大韓
民国文化勲章を受章。2000年にはフランス芸術文化勲章も受章した。
独特のファッションやキャラクターで知られ、各種テレビ番組にも多く出演し、人気を博した。
http://img.yonhapnews.co.kr/Basic/Article/JP/20100812/20100812210413_bodyfile.bmp ▲生前のアンドレ・キムさん=(聯合ニュース)
ソース:聯合ニュース日本語版 2010/08/12 21:03 KST
http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2010/08/12/0800000000AJP20100812003300882.HTML