【中国経済】 7月の不動産価格は10%上昇も伸び率が三ヶ月連続で縮小。頭打ち感が一段と強まっている [08/10]

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1夏髪φ ★
★中国不動産価格、3カ月連続伸び鈍化 7月10.3%上昇

 【北京=高橋哲史】中国国家統計局は10日、
7月の主要70都市の不動産販売価格が前年同月比10.3%上昇したと発表した。
伸び率は6月の11.4%より縮小し、3カ月連続で鈍化した。
中国政府が4月に導入した住宅融資規制の効果で販売が大幅に減っており、
高騰が続いていた不動産価格の頭打ち感が一段と強まっている。

 不動産販売価格はマンションなど居住用と、オフィスなど商業用の両方を含む。
7月の70都市の販売価格は前月比でみると横ばい。
6月には1年4カ月ぶりに下落(0.1%)しており、一部では値下げ販売が始まっているもようだ。

 7月の販売価格の前年同月比の伸び率を都市別にみると、
海南省海口47.7%、北京12.4%、浙江省杭州12.6%などとなっている。
いずれも6月より伸びが鈍った。

 7月の販売面積は前年同月比15.4%減、販売額は19.3%減だった。
中国政府が4月に2軒目以降の住宅購入への融資条件を厳しくする規制を導入して以来、
投機目的の購入が大幅に減っている。「一段の値下がりを期待した買い控えの動きも広がっている」
(北京の不動産業者)という。

 一般庶民の間ではなお住宅価格高騰への不満が根強い。
当局が実施した銀行の資産査定(ストレステスト)では北京など
大都市の不動産価格が30%下がっても銀行経営への影響は小さいとの結果が出た。
当局は3割程度の値下がりを容認するとの観測も浮上している。


ソース 日本経済新聞 電子版 2010/8/10 19:44
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE3E2E2E09F8DE3E2E2EAE0E2E3E29494E0E2E2E2

関連ソース
中国の7月住宅価格:統計(表)
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=aa1WxpdIEWO4
<中華経済>不動産取引熱が再燃も、抑制策一段落との観測―中国
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=44437&type=2
中国:不動産価格下落で地方経済に壊滅的打撃も−香港中文大ラム教授
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920010&sid=aBkxnjz6jk6M