失業者を勧誘、「86」からの着信は…中国振り込め詐欺団の実態
中国を拠点にした「振り込め詐欺団」が暗躍している実態が明らかになった。
中国人が中心となってグループを形成。日本人に対し、
「いい仕事がある」などと誘って実行犯として雇うケースが目立っているという。
6日には、中国で拘束された日本人実行犯が警視庁に逮捕された。
国際的に広がる振り込め詐欺の実態とは−。(夕刊フジ)
「失業していく当てのない日本人や、カネに困った中国人留学生なんかに
『いい仕事がある』と声をかけるんだ。景気の悪い日本だから、いくらでも人は集まるよ」
こう話すのは、中国を拠点にする振り込め詐欺団の内情を知る暴力団関係者。
こうして雇った実行犯役の日本人を中国に送り込み、国際電話で日本に電話。
通話相手を言葉たくみにだまし、日本にいるグループの一員にカネやキャッシュカードを詐取させるのだという。
警察庁によると、国内での詐欺被害が減少傾向にあるなか、
中国経由の手口は昨年初めごろから急増。
いまでは振り込め詐欺の30−40%ほどを占めるという。
「最近目立つのは、警察官と銀行協会職員をかたってキャッシュカードをだまし取るケース。
通話料の安いIP電話を使って中国から電話をかけ、日本にいる仲間に連絡して被害者に接触する。
カネを引き出す役には中国や台湾の留学生が使われることが多い」(警視庁関係者)
警視庁の調べでは、今年1−6月までに567件が確認され、53人を逮捕。
6日には、中国・福建省アモイ市で公安当局に初めて拘束された日本人5人が、警視庁に引き渡され逮捕された。
「渡航費や滞在費は『ボス』といわれる中国人が負担する。
詐欺の成功報酬は歩合制が多いが、給料のような形式で毎月20万−30万円を支払うグループもある」(同)
なかには、現地での仕事の内容を知らされずにアルバイト感覚で渡航。
郊外にある狭い住居で監視をつけられ、グループの一味と集団生活を送りながら働かされる者もいるという。
「中国人留学生を実行犯にする場合、中国にいる家族を人質に取って、逃げられない状況に追い込む。
日本の暴力団と連携するケースもある」と前出の暴力団関係者。
中国の国際電話番号「86」や、IP電話から着信があったら、注意が必要だ。
ソース:MSN産経ニュース 2010.8.7 21:18
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100807/crm1008072118017-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100807/crm1008072118017-n2.htm 関連スレ
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