中国経済がはらむ「隠れた危険」、インフレと不良債権−光大銀行会長
8月7日(ブルームバーグ):
中国の経済成長は政策によって主に後押しされたものであり、インフレと不良債権という「隠された危険」が
存在するとの見解を、光大銀行の唐雙寧会長が示した。
唐会長は7日、北京で世界経済や金融危機について講演し、その内容を掲載した発表文が電子メールで
ブルームバーグ・ニュースに送付された。
唐会長は「中国政府は適切な刺激策を実行し、金融危機が経済に与える影響を阻止するため効果的に対処した」と指摘。
その上で、「現象として表れていない面を考察することができなければ、一方的な見方になるだろう」と述べた。
中国は自国経済を世界的な危機から守るため、2008年後半に2年間で4兆元(約50兆円)を投じる景気刺激策を打ち出した。
マレーシアや台湾、韓国、インドが利上げに動く中で、中国は08年12月以降政策金利を据え置いている。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920010&sid=aiKQ_xIqrv4Q