★中国の不動産価格、3割下落でも銀行は影響小さく
中国銀行業監督管理委員会(銀監会)が実施した銀行の資産査定(ストレステスト)で、
北京や上海など大都市の不動産価格が30%下がっても銀行経営への影響は小さい
との結果が出たことが明らかになった。
中国政府が住宅価格の下落を3割程度まで容認するとの観測が浮上しそうだ。
中国国営の中央テレビが2日、報じた。
中国政府は4月半ば、2件目以降の住宅購入を厳しく制限する住宅融資規制を導入。
一部では住宅価格がすでに下がり始めており、
銀行の不良債権問題の表面化を懸念する声も上がっていた。
中国人民銀行(中央銀行)は1日、甘粛省の蘭州で開いた支店長会議で住宅融資規制について
「厳格に執行し、不動産市場の健全で安定的な発展を促進する」と表明。規制を緩めず、
引き続き住宅価格の下落を促す姿勢を鮮明にした。(北京=高橋哲史)
ソース 日本経済新聞 電子版 2010/8/2 22:40
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE2E0E2E19D8DE2E0E2EAE0E2E3E29494E0E2E2E2