韓国に不正送金する「地下銀行」を営んでいたとして、県警は28日、
韓国籍の男女3人を銀行法違反(無免許営業)容疑で逮捕したと発表した。県警が「地下銀行」を摘発したのは初めて。
使用された口座には、2006年以降、韓国人ら数百人から、少なくとも4億数千万円の入金があり、県警で裏付けを進めている。
発表によると、逮捕されたのは、名古屋市南区、会社員李栄鉉(リヨンヒョン)(35)、
同市中区新栄、会社役員鄭東?(チョンドンチョル)(40)、大阪市生野区鶴橋、同高慶淑(コギョンスク)(52)の3容疑者。
3容疑者は、国から銀行業の免許を受けていないのに、今年2〜6月頃、
共謀して計7回にわたり、依頼を受けた県内外の韓国人女性数人に、
計約30万円を名古屋市内の銀行口座に振り込ませ、韓国側に連絡してウォンで支払決済した上、
韓国にあるプール資金を依頼先に渡した疑い。
県警警備一課によると、手数料は一律1000円で、依頼した当日か翌日には、依頼先に入金されていた。
また、3容疑者は、為替レートを操作するなどして、不正に収入を得ていた疑いも持たれている。
今年2月、入管難民法違反(不法残留)容疑で山形署に逮捕された韓国人女性の供述などから発覚した。
ソース 読売新聞 2010年7月29日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20100729-OYT8T00081.htm