★ASEANが第4の貿易パートナーに、10年上半期の貿易額は1365億ドル―中国
2010 年7月26日、中国商務部の高虎城(ガオ・フーチョン)副部長は記者会見で、
2010年上半期における中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)間の貿易額が
1365億ドル(前年同期比55%増)に達し、中国にとって第4の貿易パートナー
となっていることを明かした。中国からASEANへの輸出額が646億ドル(同45%増)、
ASEANから中国への輸出額が719億ドル(同64%増)。中国経済網が伝えた。
高副部長は、ASEANとの貿易が急速に成長した要因として次の3つを挙げた。
1つは基準となる前年の貿易額が比較的低い水準にあったこと、
もう 1つは中国とASEANの金融危機への対応が適切で効果を上げたこと、
もう1つは、今年1月から中国・ASEAN自由貿易区が完成し、
相互間で90%以上だった関税が撤廃されて貿易が促進されたこと。
また高副部長は今後、中国・ASEAN間で自由貿易区の規模拡大や市場開発などで
経済的な協力関係を強めていくほか、相互の投資を拡大させ、
インフラなどの分野で協力も深めていくことや、トンキン湾、大メコン圏(GMS)地域
などで協力関係も深めていく考えも明らかにした。
09年は金融危機の影響で、ASEAN諸国の多くで対米・対日輸出が大幅に減少したものの、
対中輸出は前年同期比1.4%減と08年水準をほぼ維持し、
両地域の経済関係は大幅に深まっている。(翻訳・編集/岡田)
そーす レコードチャイナ 2010-07-28 16:40:35
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