【毎日新聞・記者の目】シベリア抑留者特措法が成立 2年間抑留の台湾籍の呉正男さん、日本の対応を「経済大国として情けない」[07/09]

記者の目：シベリア抑留者特措法が成立＝栗原俊雄

　第二次世界大戦後、シベリアに抑留された人々に、国が事実上の補償として特別給付金を支給する
「シベリア特措法」が６月１６日、衆院本会議で可決成立した。元抑留者の平均年齢は８８歳程度。
命を削りながら、人間としての尊厳を取り戻すために運動をしてきた思いがようやく通じた。
傍聴席で涙を流す姿を見て、私の胸もあつくなった。志半ばで亡くなった人たちの顔が頭に浮かんだからだ。

　だがこれは、出発点にすぎない。日本の政治と行政には、元抑留者への補償の充実や実態解明など、
やらなければならないことが残っている。

　成立に先立つ５月２０日、参院総務委員会で特措法が全会一致で可決された。
その後、原口一博総務相は傍聴席に歩み寄り、全国抑留者補償協議会（全抑協）の
平塚光雄会長（８３）の手を握って言った。「長い間ご迷惑をおかけしました」。
確かに、政治の責任は重い。

　◇退けられてきた当然の補償要求

　終戦後、ソ連は満州（現中国東北部）の日本人兵士など約６０万人をシベリアなどに移送し、
最長１１年抑留した。およそ６万人が死んだとされる。ソ連は強制労働の賃金を支払わなかった。
５６年に締結された日ソ共同宣言で、両国が戦争にまつわる補償請求権を相互に放棄したため、
元抑留者は日本政府に賃金支払いを請求した。「金のためじゃない。無賃で働くのは奴隷。
奴隷のまま死ぬわけにはいかない」（平塚会長）という思いからだった。
だが歴代の政権、司法はこれを退け続けた。

　自民・公明の連立政権は０６年、旅行券１０万円分などの「慰労品」を配る法律を制定。
しかし、元抑留者が求めたのは「補償」であって「慰め」ではない。彼らは「国が始めた戦争で
生命や財産を削られた人々に、国が責任をとるのは当然」と訴えたが、長い間切り捨てられてきたのだ。

　一方で民主党は、野党時代から補償法成立を訴えてきた。特措法の成立は政権交代のたまものといえる。

　特措法は画期的な内容も含む。まず１人あたり２５万〜１５０万円を支払うことだ。
十分ではないが、抑留期間に応じて支給額を区分した点で、元抑留者たちが求めてきた補償の
性格が強い。また、抑留の全容解明や遺骨・遺品の収集、追悼などの事業を行うための
基本方針作成を国に義務付けた意味も大きい。

　だがあまりにも遅すぎた。生還した元抑留者約５４万人のうち４７万人が既に亡くなっていると思われる。
特措法施行前に亡くなった元抑留者と遺族は救済対象にならない。

　全抑協理事の松原恒雄さんは、胃がんの病身ながら運動を続けていた。昨年１１月の会合で
「あの世に行ったとき、仲間に『やっと政府に謝らせた。これだけのものをもらった』と報告したい」
と話した翌月、亡くなった。法成立後、妻政子さんは「たとえ寝たきりになっていても法案成立を
見届けさせてあげたかった」と涙をこぼした。
（>>2以降に続く）

毎日新聞　2010年7月9日　0時09分
http://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20100709k0000m070133000c.html

関連スレ
【韓国】「ソ連にシベリア抑留された、日本政府は謝罪と補償を」 韓国の元抑留者、菅首相に要望書を提出へ[06/28]
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1277729751/

（>>1の続き）
　◇全容解明など課題実行監視を

　課題もある。昨年３月、民主党などが参院に提出した法案（８月の衆院解散のため廃案）には、
元「日本兵」として抑留された韓国や台湾など日本国籍以外の人々を念頭に「労苦に報いるための
方策に検討を加え、所要の措置を講ずる」とあった。「原爆被爆者はどこにいても被爆者」であるように
「元抑留者はどこにいても元抑留者」である以上、妥当といえるだろう。だが補償が拡大することを恐れた
政府側の抵抗で、特措法には盛り込まれなかった。

　「日本兵」として２年間抑留された台湾籍の呉正男さん（８２）＝横浜市在住＝は
「今さら涙金のようなものを欲しくありません」としつつ、日本の対応を「経済大国として情けない」と話す。
民主党政権は、昨年の法案の理念に立ち返るべきではないか。

　また具体的な施策作りや予算確保はこれからだ。抑留が終わって半世紀以上が過ぎ、
実態調査や遺骨収集は難しくなっており、相当な労力と資金が必要となる。
財政難のなか、もともと「戦後補償問題は解決済み」との立場をとってきた国が、
これをきちんと行う保証はなく、政権が代われば骨抜きにされかねない。

　抑留が始まったころ、敗戦国日本の新聞が、戦勝国ソ連で自由に取材や報道をすることは不可能であり、
抑留の悲惨な実態を伝えることはできなかった。だからこそ今、メディアは特措法の内容がきちんと
履行されているかどうかを監視し、課題が克服されてゆくよう訴え続けなければならない。
シベリア抑留の被害者を取材してきた記者として、この“スタート地点”から前に進むための報道をしていきたい。
（東京学芸部）

もうそれほど経済大国でもないんだよ…呉さん

まーた無駄金か、氏ね

つか、まあ自分のじいちゃんもシベリア抑留されてたし、
当時じいちゃんと一緒に戦ってくれてありがとう…呉さん
菅のバカは朝鮮への賠償とかマヌケなこと言ってないで
親日の台湾のこういう手当てをきちんとしろよ

キャッシュディスペンサーに「誠意ある対応を！」とか怒鳴って金がでてくるとかw
殴ればいいんだよ、殴れば。

ロシアに請求しましょう

＞国が始めた戦争で生命や財産を削られた人々に、国が責任をとるのは当然

この理屈だと火の海にされた一般市民に補償しないといけない

「学芸部」ｗ

日台の離反工作おつですｗ

中国の工作員さんｗ

戦争で苦しんだのは被爆者や抑留者ばかりじゃない。
それに大半の国民は開戦を支持したはずだ。
さも自分達だけが純粋な被害者みたいな顔をするのは間違い。

>>11

同意！相変わらず毎日は偏っている。

>>8

その通り、一般人に対する補償をするなら、「戦争被害の補償」で良い
しかし、一般人の補償をしないなら、「戦争被害の補償」や抑留者が可哀想だから
なんて理由じゃだめ

ここは「『戦後処理の被害』に対する補償」にしないと、
シベリア抑留者と一般人を分ける根拠にならない

・・・シベリア抑留は、戦争賠償密約説があり、これが事実なら、
　　抑留者は政府の「売られた」訳で、当然、政府が補償しなければならない
　　この場合、台湾人・朝鮮人の元日本兵抑留者が補償の対象になるのかは、
　　密約を結んだのが、領土と国民を確定させたＳＦ条約の前と後で違いがあり、
　　ＳＦ条約以後ならば、ソ連は、日本政府の管轄外の非日本国民を不当に抑留しただけで、
　　日本政府の責任範囲外で、補償対象にはならない

だから何で請求権を放棄した
鳩山一郎批判にならないの？

日ソ共同宣言で得たもの

「日本の糞の役にも立ってない、国連の議席」

何か違和感を感じるな・・・毎日だからか？

>政権が代われば骨抜きにされかねない。

ミンスに投票しろ（ボソッ）と言ってるんだな。
これがこの記事の主題。
相変わらず姑息な事するねぇ、侮日新聞。

>>17
衆院選前はあれだけ「二党制に期待！」とか言ってたのにねぇ
二党制なら民主がダメだったんだから次は自民だろと

兵役の延長であることを示すために、戦争捕虜としてロシア側が労働に
使ったことを証明する物が必要だったんだけど、最近まで発行してなかったんだよな
といっても、発行し始めてから20年近く経つけどね

そもそも各メディアが散々批判しててるアメリカの議会が2大政党制なのに
2大政党になったらすべてが上手くいくみたいな報道はどうなのよ？

経済大国じゃないらしいし嫌なら台湾に帰りな

台湾しね

所詮乞食特アの一員だな

上にも出ているが、この問題はほぼ全て鳩山一郎の責任。
ポッポはジイさんのやらかしたことの責任をとるために、私財をなげうつべきだろう。

毎日新聞などのサヨク理論


シベリア抑留でのソ連の責任→日ソ共同宣言で終わったことだから今更ロシアを責めることは出来ない。後の責任は日本政府がとるべき

日韓併合→日韓基本条約で終わったこと。だけど、もう一度補償しろ！



何、このダブルスタンダードは？

日本は中国以下のGDPなので、経済大国中国になんとかしてもらってください。

>日ソ共同宣言で、両国が戦争にまつわる補償請求権を相互に放棄したため、
>元抑留者は日本政府に賃金支払いを請求した。

これが普通なんだけどねぇ・・・何で韓国はｗ

仙谷の馬鹿といい
いくら税金上げても足りないだろうなこれじゃ

日本が経済大国なのは、日本人ががんばったからに他ならない。

８８歳まで生きてこられたことを感謝しろよ
これ以上長生きすんな

アメリカの資料ではシベリア抑留者は280万人で死者37万という数字が出てる。

>>20
取り敢えず民主党は潰して、所属してた連中には、一生監視を付けるべき。

戦争にまつわる、と言うが
終戦後も相手国兵士を強制労働させるのまで含むのか？

非道ロシアの責任も追求してみろよ

反日の変態新聞

「お前金持ちなんだろ？責任無くても補償しろ」
ってことだよな

変態よ
シベリア抑留はソ連の占領行為ではなく
純粋な国家による犯罪だぞ
日本政府の一番の問題はソ連ないしロシアを糾弾しないことだ