【ソウル7日聯合ニュース】韓米両国が今月中に黄海で実施する計画の合同軍事演習について、
中国が外交ルートを通じ事実上反対の立場を韓国政府に伝えたことが分かった。
外交消息筋は7日、「中国側が朝鮮半島の緊張を高める行為を取ってはならないという
趣旨のメッセージを送ってきたと承知している」と述べた。
中国が具体的にどのルートで立場を伝えてきたかは明らかになっていない。
韓米合同軍事演習と関連しては、中国外務省の秦剛報道官が6日の定例会見で、
情勢を緊張させ北東アジア地域の利益を侵害してはならないとし、
すでに関係国にこうした立場を伝えたと明らかにした。
一方、韓国政府は、韓米合同軍事演習が毎年行ってきた防御的次元のもので、
国の主権に関する事項であるという理由を挙げ、予定通り演習を実施する立場を中国側に伝えたという。
演習については政府高官も6日に記者団に対し、通常的に行ってきた防衛演習で、
準備作業を進めており、予定通りに実施される見通しだと説明した。
また、外交通商部の魏聖洛(ウィ・ソンラク)朝鮮半島平和交渉本部長が5日に
張シン森駐韓中国大使と面談したが、当局者らは「合同演習と関連した話は行われなかった」と伝えた。
ソース 聯合ニュース 2010/07/07 18:02
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2010/07/07/0200000000AJP20100707004500882.HTML