【ソウル24日聯合ニュース】1950年6月25日の朝鮮戦争開戦から60年を迎え、24日に
延世大学で「歴史、真実、学問の探求:韓国戦争(朝鮮戦争)研究と個人的、社会的経験」と
題する特別講演会が開かれた。長年朝鮮戦争を研究してきた和田春樹・東京大学名誉教授、
ブルース・カミングス・米シカゴ大学教授、朴明林(パク・ミョンリム)延世大国際大学院教授が、
それぞれの研究一代記を発表した。
和田教授は、ソ連への研究、ベトナム戦争の研究から始まり、朝鮮戦争に至った自身の研究
履歴を紹介。「ソ連の情報が公開されて以降、朝鮮戦争が北朝鮮の南侵から始まったということに
誰も疑心の念を抱かなくなり、ソ連と中国の承認があったことも明らかになった。外交政策文書を
見ると、李承晩(イ・スンマン)大韓民国初代大統領が北進統一を主唱していたとの内容もあった」と、
当時の南北指導部をともに批判した。「今後は(機密文書に比べ扱いがおざなりだった)一般文書も
詳細に検討し、朝鮮戦争の真実を明らかにすべきだ」と後進の学者らに忠告した。
「朝鮮戦争の起源」を著したカミングス教授は、朝鮮戦争時に北朝鮮で入手した資料を1997年に
偶然手にしたと明かし、この偶然が朝鮮戦争研究の一大転換をもたらしたと述べた。
それまで、共産主義の国でこれほどの記録文書が公開されたことはなかったが、文書を2年間研究し
て北朝鮮の起源を把握し、その内容を同書に記したと説明した。
朝鮮戦争を「内戦(civil war)」と認識しているカミングス教授は、「過去に韓国や中国で起こった
多くの内戦でも、戦争が終われば常に『侵略』そのものだけがイシューになってきた。実際には、朝鮮
戦争は日曜日の朝に突然起こった戦闘ではなく、1930年代から始まった内部紛争の終止符を打つ
ための戦争だった」と述べた。
一方、朴教授は、カミングス教授の著書を読んだ経験、1948年4月に発生した済州道4・3事件の
現場を視察した経験から大きな衝撃を受け、朝鮮戦争の研究を始めたと紹介した。4・3事件は、
朝鮮半島南部の単独総選挙に反発した左翼勢力が武装蜂起し、鎮圧過程で左翼関係者と見な
された島民ら3万人余りが死亡したとされる事件。
朴教授は、この60年間、韓国では戦争に対する理念論争が抜け落ち、死亡者数といった基礎的な
統計すら確認できなかったと指摘。戦争の記念式にばかり多額の予算を投入し、戦争被害者への
補償には消極的だったと批判した。
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http://live28.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1275339454/ 【在日/東京】「和田春樹顧問が日本側の過去の反省に言及する日朝基本条約案を提案」…2010年までに日朝基本条約締結を★2[08/05]
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1249475778/