[BOOK] “朝鮮人は未開で傲慢で暴悪だ” [中央日報]
1910年、彼らがきた
イ・サンガク著作、ヒョヒョン出版
432ページ、1万5000ウォン
http://news.joins.com/component/htmlphoto_mmdata/201005/htm_20100521192341a000a010-001.JPG 韓国史で最も恥ずかしい事件である「韓日合邦」はいったい誰によって、どのように成し遂げられた
のだろうか。私たちはよく李完用(イ・ワンヨン)と伊藤博文をその元凶として選ぶが果たして彼らの
力だけで決定的戦争一つなく朝鮮が日本の手に落ちたのだろうか。韓国史の再解釈に没頭してい
る作家が書いたこの本はそういう疑問に答える。朝鮮併呑の主役21人の行跡と思想的遍歴を探し
出したという話だ。
教育者であり思想家として明治維新の精神的支柱に選ばれる吉田松陰はいわゆる征韓論の嚆矢
(こうし)であった。単純に地理的に近くて朝鮮を征服対象として見たのでなく日本が日本らしくあるた
めにと征伐理由を明らかにした。日本右翼の根である「黒龍会」を作った浪人、内田良平はその行
動隊の代表であった。一進会の李容九(イ・ヨング)と手を結んで「韓日合邦運動」を行ったり、「日本
の国是は中国大陸とシベリアまで勢力を伸ばすことで朝鮮はその受け台の役割なのに伊藤は日韓
併合の使命を放棄している」として伊藤博文の退陣を注文した程に影響力が強大だった。
強制力だけ動員したのではない。近代日本の礎石を固めた啓蒙主義者、福沢諭吉は機会がある時
ごとに「朝鮮は未開だから私たちが武力を使用しても進歩を助けなければならない」「朝鮮人は未開
な民で非常に頑固で傲慢で暴悪だ」と毒舌をふるった。
過去のことはしまって未来を悩む時だと言う人もいるが、忘れる頃に溢れでる歴史教科書歪曲や独
島(トクト)妄言を見れば私たちはこれらを必ず記憶しなければなければならないと著者は指摘する。
すぐにその未来のために一読しなければならない本だ。
キム・ソンヒ記者
ソース:中央日報(韓国語) 2010.05.21 19:23入力/ 2010.05.22 01:15修正
http://news.joins.com/article/336/4188336.html