【タイ】男子高校生、象が暑くてかわいそうなので水浴びをさせるとゾウに近寄る、顔面を牙で刺されさらに足で踏まれて死亡［05/14］

男子高校生、象に襲われ死亡

パトゥムタニ県で５月７日、ショーで芸をしている象に水をやろうとした高校生が、
顔面を牙で刺され、さらに足で踏まれて死亡する事故が起きた。

死亡したのは高校２年生のオンアートくん（１６）。
象に襲われた後、すぐに近くの病院に運ばれたが、頭蓋骨骨折などで死亡した。

現場を目撃していた友達によれば、
「ブラスバンドの練習後、オンアートくんに学校裏にいる象を見に行こうと誘われた。
オンアートくんは、象が暑くてかわいそうなので、水浴びをさせると言って、
水を入れたバケツをもって象に近寄って行った。
自分たちは怖かったので、１０メートルほど離れたところで遠巻きに見ていた。

オンアートくんが象に水を飲ませている間、象の顔をなでたところ、急に象が怒り出し、
牙でオンアートくんの顔を刺し、その後、足で顔を踏みつけた。
自分たちはやめさせようと、大声で叫ぶと、象は驚いて友達から離れた。
そのとき象使いがやってきた」とのことだ。

象芸団のブンター団長（６１）によれば、襲った象は７歳の雄で、名前をファンタという。
ショーはチャイヤプーム県から来て、各地で興行をしており、１週間前に現地にやってきた。
その日は、一団がファンタを現場となった学校裏につないで、休みをとっていると、
象が誰かを襲ったという騒ぎがきこえ、あわてて戻った象使いがファンタを取り押さえ、
気を鎮めるために水浴びに連れて行ったという。

ブンターさんは「ファンタは普段はおとなしくて賢い象。
おそらくオンアートくんが触ったとき、いつもと違う匂いがしたので襲ったのだろう。
暑さでいらいらしていたのかもしれない」と語った。警察は現在、詳しい事情を調べている。

ソース：バンコク週報
http://www.bangkokshuho.com/news.aspx?articleid=10031