【タイ】治安部隊が4月10日、バンコクで反政府集会を続けているタクシン元首相派団体「反独裁民主戦線(UDD)」
の強制排除を図り多数の死傷者が出た事件で、政府側の責任者であるステープ副首相(治安担当)は11日朝、
ステープ氏が警察に出頭すれば集会を解散するというUDDの発表を受け、法務省特捜局に出頭した。
UDDはこれに対し、ステープ氏の息がかかった特捜局ではなく、警察に出頭すべきだと主張し、解散を拒否。
また、ステープ氏が警察に出頭後、保釈された場合、逮捕状が出ているUDD幹部も同様の扱いを受けるべき
だと訴えた。
UDDはアピシット首相が5月3日に提案した11月14日の下院総選挙と和解に向けた
行程表(ロードマップ)を原則受け入れると表明したが、その後、集会解散の条件として、
様々な要求を政府に突きつけ、交渉の行方は不透明となっている。
UDD側は幹部の逮捕、訴追回避のため、交渉を長引かせているもようだ。
一方、刑事裁判所は11日、UDD幹部16人に対する逮捕状の取り消しを求める訴えを棄却した。
ソース newsclip.be 2010/5/11 (14:16)
http://www.newsclip.be/news/2010511_027475.html タイ地元紙によると、法務省特別捜査局(DSI)ターリット局長は、
4月10日の治安維持部隊によるタクシン派団体の反独裁民主戦線(UDD)の強制排除事件について、
すでに特別捜査が必要な事件として扱われているため、ステープ副首相はタイ警察犯罪予防局(CSI)
に出頭する必要はないと語った。CSIに出頭したとしても、特別捜査が必要な事件である以上、
最終的にDSIが担当することになるとのこと。
UDDウェーン幹部は、DSIへの出頭ではなく、CSIへの出頭を要求していた。
ソース タイ通 2010-05-11 18:33
http://thai.news-agency.jp/articles/article/4330