>>282 論文
トウガラシ主辛味成分であるカプサイシンの発痛作用特性と発現機序
東北薬科大学実験動物センター
安藤隆一郎
(略)
CAPの薬理作用は, 基本的に微量(μgもしくはnmol オーダー)用いた場合と大量(mgもしくはμmol オーダー)用いた
場合とでは知覚神経系に対する薬理学的効果が極端に異なることが大きな特徴である。例えば微量のCAPは, 特定の
知覚神経(主にC-繊維)を強く興奮させるが, 大量の場合, 投与直後は興奮させるものの, 経時的に興奮が収まり一時的
あるいは恒久的に神経を構造的に変性もしくは破壊して, 上記の脱感作効果を示すことが知られている。
http://www.med.akita-u.ac.jp/~doubutu/tohoku/ando.html