[このひと] ‘親日人名辞典’土台に後続研究続くのを
4月革命賞受ける民族問題研究所任軒永(イム・ホニョン)所長
[ハンギョレ]キル・ユンヒョン記者
http://img.hani.co.kr/imgdb/resize/2010/0417/127141067490_20100417.JPG ▲四月革命会が今年の「四月革命賞」受賞者として選定した民族問題研究所を代表してイ・ボンウォン
(左側)研究所運営委員長とハン・サングォン(右側)親日人名辞典編纂委員会副委員長が16日賞を受
けた。聯合ニュース
任軒永(イム・ホニョン、69・写真)民族問題研究所長は「4・19革命50周年をむかえる意味深い年に私た
ちの研究所を4月革命賞の主人公として選んで下さって感謝する」という挨拶の言葉から取りまとめた。
民族問題研究所は16日ソウル・鍾路区(チョンノグ)の曹渓寺(チョゲサ)伝統文化芸術公演場で去る1
年、4月革命の精神によりわが国の自主・民主・統一に寄与した個人または団体に四月革命会(常任議
長チョン・ドンイク)が授賞する21回目の四月革命賞を受賞した。
◆植民支配実状明らかにする宿題まだ残って
◆独裁対抗して団結した4・19精神再確認してこそ
任所長は「私たちの研究所がこの賞の主人公になったことは昨年発刊した『親日人名辞典』が4月革命
の精神に符合するという評価を受けたため」としながら「研究所の出帆以後、終生の課題だった辞典に
対して学術的に高く評価された部分に対して非常にうれしく思う」と話した。彼は「辞典には人物らの経
歴をなるべく客観的に記述したし、引用資料も一つ一つ明らかにしたので後輩の学者らが地域別・分野
別研究を継続してくれるのを希望する」と付け加えた。
研究所はわが国の親日研究の先駆者、故・林鍾国(イム・ジョングク)先生(1929〜89)の遺志に従って去
る1991年設立された。その間研究所の至上目標は林先生が成し遂げられなかった「辞典編纂」だった。
「辞典編纂」以後の研究所の未来はどんな姿であろうか。任所長は「辞典編纂は終わったが、まだ研究
所がしなければならないことはまだ多い」と話した。「まだ私たちは去る36年の間、私たちの社会が日帝
の植民支配でどんな被害をこうむって、どれくらい多くの人々が命を失ったのか把握できずにいます。日
帝の植民統治を可能にした統治機構に対する研究も日が浅いのは同じことでしょう。」彼は「今後、研究
所は最低10年の間これらの問題と力に余る戦いを行わなければならない」と話した。
「4・19」50周年をむかえて当代を直接体で経験した任所長が再び考えるのは「4月革命精神」の顕在的
意味だ。「多くの人が自分に有利なように国家アイデンティティを論じています。だが、大韓民国憲法前
文が言及する歴史的事件は3・1運動、大韓民国臨時政府、4・19革命のぴったり三つです。これは即ち
私たちのアイデンティティが外勢を排撃する自主独立、不義に抵抗する民主主義であることをいうもの
です。」
しかし民主主義は相変らず後退して、これに対抗する進歩の歩みは遅々として進まない。任所長は「4・
19墓地の英霊たちが今の現実を見る時、どう思うのかを考えればもどかしい気がする」として「独裁を
倒すために皆が一つに団結した4・19精神を再確認して6・2地方選挙を控えた民主勢力も度々分裂せ
ずに一つに合わせなければならない」と話した。
研究所は来る8・29日に国恥100年行事を終え次第、日帝時代の私たち民族の生活像をのぞくことが
できる「日帝強占期民衆生活歴史館」(仮称)設立作業に突入する計画だ。任所長は「関連資料を所蔵
する方々の寄贈を積極的に歓迎する」と明らかにした。(02)***-****。
文・写真 キル・ユンヒョン記者
ソース:ハンギョレ新聞(韓国語) 記事登録:2010-04-16午後09:05:17
http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/416499.html