インドネシア中央銀行の調査・金融政策局長ペリー・ワルジヨ氏は、
同国株がバブルに陥っており、当局者は金融市場の安定維持のために必要なら、
資金流入をコントロールする用意があることを明らかにした。
ワルジヨ氏は7日、ジャカルタでインタビューに応じ、「現在の株価は基本的な価値を上回っている」と指摘。
同中銀のここ数カ月の調査を引用し、「どんな手法で分析しても」バリュエーション(株価評価)は高過ぎる
と述べた。ワルジヨ氏は2009年7月に現職に就く前は、国際通貨基金(IMF)理事会メンバーを務めていた。
インドネシアの株価指標ジャカルタ総合指数は7日の取引で過去最高値を更新、2898.58で取引を終えた。
同指数は過去1年間にドルベースで143%上昇し、ブルームバーグがモニターする
アジア太平洋地域の20の主要株価指数の中で上昇率トップ。
成長加速見通しに加え、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が
同国の長期外貨建てソブリン格付けを引き上げたことを受け、同指数は年初来では約14%上昇している。
●バブルが進行
ワルジヨ氏は「バブルが進行している」と指摘。
中銀の分析によれば、オーバーバリュエーション(過大評価)のピークは昨年7月で、
かい離が縮小してきている一因は経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)の改善だという。
市場は「自律調整する傾向がある」ものの、中銀は引き続き状況を注視していくと語った。
ワルジヨ氏はまた、政策当局は資金フローが逆転するリスクにも敏感だと指摘。
そうした事態は、バブルの破裂によって引き起こされかねないという。
インドネシア中銀の政策メンバーは昨年、海外からの資金流入によってもたらされるリスクについて協議し、
資本制限の実行可能性について調査したと明らかにした。
ただ、現時点では同国はそうした事態に対処できると「確信している」と語り、
資本規制が行われるとしても「一時的」なものだろうと付け加えた。
ソース ブルームバーグ 2010/04/08 12:26
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920010&sid=aYQ1X.pK7P_Q >>5 リーマンショックに対処するため、アメリカが金利をどんどん引き下げて、
さらに国債増発等でお金を市場にジャブジャブ流した
あふれたドルが金利差狙いや投機目的で、世界のあちこちにプチバブルを発生させた
アメリカの金利が上がり気味なのと、ユーロがギリシャ問題でやばそうなので、
ドルがアメリカに還流し始めた
さて、この先バブルが維持できるものなのか?