【ソウル共同】韓国の金恩慧大統領報道官は31日の記者会見で、
北朝鮮の金正日総書記の中国訪問について
「(近く実現する)可能性が大きいとみて注視している」と述べた。
韓国政府当局者が公式の会見で、金総書記訪中の可能性に関し
踏み込んだ言及を行ったのは初めて。訪中が実現すれば2006年1月以来。
金報道官は「(韓国政府が入手している)具体的な兆候や事実関係」
について答えることはできないとして、判断の根拠や、
予想される訪中時期などについては明らかにしなかった。
外交筋によると、訪中の先発隊とみられる北朝鮮代表団が30日に北京入り。
中国政府と儀典や警護問題を詰めている可能性がある。
ただ中朝の国境警備は通常と比べて大きな変化はみられないという。
北朝鮮ナンバー2の金永南最高人民会議常任委員長が現在、アフリカ歴訪中で、
帰国は4月6〜7日になりそうだ。同9日には最高人民会議第12期第2回会議が
平壌で招集され、金総書記も出席する見通し。
首脳部の2人が同時に外遊する可能性は低いとの指摘もあり、
金総書記の訪中は金委員長帰国後の短期間となるか、4月中旬以降との観測も出ている。
ソース 共同通信 2010/03/31 17:45
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010033101000797.html