環境省が大阪・八尾の業者を告発 廃棄冷蔵庫を無許可輸出
廃棄物の冷蔵庫を無許可で輸出しようとしたとして、環境省は3日、
廃棄物処理法違反(無確認輸出未遂)罪で、
大阪府八尾市の貿易会社「祝氏(しゅくし)貿易」を大阪府警に刑事告発したと発表した。
府警は告発を受理し、関係者から事情を聴く方針。
同罪は平成17年に設けられたが、告発は全国初だという。
環境省によると、同社は昨年10月14日、廃棄物処理業者から引き取った
廃棄物の中古冷蔵庫45台を、環境相の許可を受けずに大阪・南港から
ミャンマーに向けて不正に輸出しようとしたとしている。
同社は業者から1台につき約500円の処理費用を受け取っていたという。
同社は平成18年12月ごろから同様の手口でミャンマーや香港に冷蔵庫の不正輸出を行っていたといい、
環境省は昨年10月6日、大阪府と合同で立ち入り調査し、是正を指導していた。
同社は冷蔵庫を有償で仕入れたように見せかけるため、伝票を改竄(かいざん)するなどしていたという。
ソース:MSN産経ニュース 2010.3.3 23:02
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100303/crm1003032304032-n1.htm