【韓国経済】貧困層が300万世帯突破。昨年の世帯数全体(1691万世帯)の18.1%に相当[03/08]

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1どす狼こい喫茶-ジュテーム-φ ★
記事入力 : 2010/03/08 09:19:37
貧困層が300万世帯突破

 統計庁は7日、家計所得が中央値の50%未満の貧困層が昨年は305万8000世帯となり、300万世帯の大台を突破したと
推定されることを明らかにした。これは、昨年の世帯数全体(1691万世帯)の18.1%に相当する。

 経済協力開発機構(OECD)は中央値の50%未満を貧困層、50−150%を中産層、150%以上を高所得層に分類している。

 韓国で世帯数全体に占める貧困層の割合は2006年が16.7%、07年が17.4%、08年が17.5%と年々高まる傾向だ。
昨年は世界的な金融危機の余波で貧困層の増加幅が拡大した。

 昨年の貧困層の平均月収は80万ウォン(約6万3000円)で、最低賃金(週40時間労働、月80万ウォン)並みだった。
 貧困層の所得水準は、政府のさまざまな支援措置を除き、純粋に賃金などによる所得だけで計算した数値。
 貧困層を人口に換算すると、約700万人に達すると推定される。

 貧困層(所得下位20%)の家計の赤字額は03年以降35万ウォン(約2万8000円)前後で推移していたが、
昨年は過去最高の月40万8000ウォン(約3万2000円)に達した。

 一方、中産層の比率は06年まで世帯数全体の60%を上回っていたが、07年に59.4%と60%を割り込んでから減り続けている。

 企画財政部の関係者によると、韓国政府は今年5月ごろをめどに貧困層関連の統計を発表し、
貧困層支援対策を全面的に見直す計画だ。

李陳錫(イ・ジンソク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

http://www.chosunonline.com/news/20100308000016