インターネット検索大手の米グーグルは中国で人員採用を開始しており、広告主も同社に戻っている。
中国事業撤退の観測が後退したことが背景。
グーグルや同業の百度(バイドゥ)に掲載する広告スペースの代理店である
エンポリオアジア・リオ・バーネットのマネジングディレクター、ビンセント・コブラー氏(上海在勤)は、
「状況は安定した」としながらも、グーグルが百度からさらに後れを取らないためには、
中国での事業運営について早急に決断する必要があると指摘した。
中国で検索結果の検閲を取りやめる方針を示してから6週間が経ち、
グーグルはエンジニアや管理職、営業スタッフを採用している。
撤退が取りざたされた当初は広告主が百度に流れたが、
グーグルが事業継続の道を探り、中国当局と協議を行っていることで、こうした懸念は後退している。
別の広告代理店である英ゼニスオプティメディア・グループの
中国部門最高経営責任者(CEO)スティーブン・チャン氏は、
「顧客は今後の広告キャンペーンには再びグーグルを検討するようになっている」と述べた。
ソース ブルームバーグ 2010/02/24 04:43
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aO0ncy4DIZoM