軟禁のミャンマー野党副議長、解放 6年9カ月ぶり
【バンコク=山本大輔】ミャンマー(ビルマ)軍事政権は13日、民主化運動指導者
アウン・サン・スー・チーさん率いる野党・国民民主連盟(NLD)のナンバー2で、
自宅軟禁下にあったティン・ウ副議長(82)を約6年9カ月ぶりに解放した。
副議長は2003年5月、国家防御法に違反したとしてスー・チーさんとともに拘束された後、
裁判が開かれないまま、04年2月からヤンゴンの自宅に軟禁された。
軍政は毎年1年間ずつ軟禁期間を延長してきたが、同法でこれ以上延長できないとしている
6年の満期を13日に迎えた。
外国人を自宅滞在させたとして昨年8月に有罪判決を受けたスー・チーさんの自宅軟禁処分も
11月に満期を迎えるとされることから、軍政がスー・チーさんに対しても同様の措置を取る
可能性が出てきた。
ただ、軍政が今回、副議長を解放した背景には、「政治犯の釈放」を求める欧米諸国への
譲歩姿勢の演出を狙うと同時に、高齢の副議長が政治活動を再開しても、
年内に実施される総選挙で軍政の権力維持を脅かすほどの影響力は発揮できない
との判断があるとみられる。
朝日新聞 2010年2月14日0時46分
http://www.asahi.com/international/update/0214/TKY201002130358.html ※依頼ありました(依頼スレ124、
>>508)