【韓国】ソウルからヨボセヨ 「米国産牛肉を食べると“人間狂牛病”にかかる」狂牛病事件の後遺症−産経・外信コラム[01/23]

このエントリーをはてなブックマークに追加
1すばる岩φ ★

- 【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 狂牛病の後遺症 -

 一昨年、スタート直後の李明博政権を揺さぶった“狂牛病事件”の後遺症が続いている。
事件は「米国産牛肉を食べると“人間狂牛病”にかかる。輸入を認めた政府はケシカラン」
というテレビ報道をきっかけに、反政府・反米デモが盛り上がり連日、ソウル都心を埋めた。

 反政府デモは左派をはじめ旧政権勢力の政治的巻き返しだったが、その後、報道内容
は虚偽ないし誇張と分かり、保守派を中心にテレビ批判に発展。当時の担当大臣や対米
貿易交渉の代表がテレビを名誉棄損で訴え、裁判になっていたのだが、最近その判決が
出てテレビ側は無罪となった。

 保守派は「裁判官の左傾化」を批判し、政界をふくめあらためて左右対決の論争になって
いる。保守派にいわせると、地裁の若い判事たちに左派や進歩派が幅を利かしているという
のだ。

 そこで「偏向裁判を正せ!」と「司法の独立を守れ!」がぶつかっているのだが、民主化
20年と左派・革新政権10年で、他の分野と同じく司法界にも左派が浸透していたことは想像
に難くない。そうした左派による内部組織も存在する。

 問題のテレビ報道で忘れられないのは「韓国人は人間狂牛病にかかりやすい体質」といって、
もっともらしいデータまで紹介していたことだ。あの真相はどうなったのだろう。デモはパニック
になった女子中高校生らによって広がった。外国人記者は狂牛病よりこうした“社会的病理
現象”の方がいまなお気になっている。(黒田勝弘)

ソース : 産経 2010.1.23 02:47
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100123/kor1001230248001-n1.htm