【漁船不明】 韓国・済州島東沖に到着予定の漁船が長崎・五島列島沖で消息絶つ:日本人4人と中国人6人乗り[01/12]

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1イマジンφ ★

12日午前4時半ごろ、長崎市旭町の「山田水産」(山田浩一朗社長)から、同社所有の
「第2山田丸」(113トン、股張(またはり)保船長、乗組員10人)と連絡が取れなくなった
と、長崎海上保安部に通報があった。午前5時ごろ、僚船の「第1山田丸」が、長崎県の
五島列島・福江島の大瀬埼灯台北西約85キロの海上で、第2山田丸のものとみられる
転覆状態の無人の救命いかだなどを発見した。

第7管区海上保安本部(北九州市)は巡視船6隻と航空機2機を出し、海上自衛隊の
航空機などとともに現場海域で捜索している。

7管などによると、第2山田丸は僚船と2隻で底引き網を引く底引き漁船で、全長33.61
メートル。乗組員は股張船長(49)ら日本人4人と中国人6人だった。11日午後2時ごろ
に第1山田丸とともに新長崎漁港を出航し、12日午前9時ごろに韓国・済州島東沖に
到着する予定だったという。

12日午前3時50分ごろ、第2山田丸から第1山田丸に「波が打ち込んで船が起き上がれ
ない」という通信があったのを最後に連絡が取れなくなった。発見された救命いかだには
「2」「山田丸」と書いてあり、いかだと一緒に網と木箱、ロープなども見つかった。現場海域
では油のにおいがしたという。

長崎海洋気象台によると、五島列島の西側には当時、風速15メートル以上の海上風警報
が出ていたほか、長崎県西部には強風・波浪注意報が出ていた。7管によると、波の高さは
2.5〜3メートルだった。

長崎海保によると、第2山田丸の日本人乗組員は、股張船長=長崎市小瀬戸町▽大道義人
甲板長(54)=同市為石町▽今宮孝甲板員(58)=同市岩川町▽満尾幸人機関長(60)=
長崎県南島原市加津佐町−−の4人。中国人6人については明らかにしていない。
【木村哲人、阿部周一】

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ソース:毎日新聞