★ 米・上院議員が馬・総統に書簡で牛輸入解禁履行要求
台湾ではアメリカからの牛肉輸入解禁について、安全性を疑問視する声が高まり、
立法院ではアメリカ産牛肉輸入に制限を加える法律改正への準備が行われている。
5日には「食品衛生管理法」の修正草案が可決される見込みで、この修正草案には、
牛の内臓、ひき肉など6項目の危険度の高い部位の輸入を制限する内容が含まれて
いる。
アメリカの対台湾窓口機関、AIT・アメリカ在台湾協会は、この動きに対し、アメリカ上院の
財政委員会のマックス・バウカス委員長から馬英九・総統に宛てた書簡を公開した。この
書簡には、台湾がアメリカと結んだ「アメリカ産牛肉輸入議定書」の未履行に対して非常に
失望しており、台湾が修正草案を放棄することを期待する旨が綴られている。
バウカス委員長は書簡の中で、
「台湾の古い友人で古くからの支持者の一人として、立法院の修正草案には高い関心を
示しており、この件が正面から解決され、台湾が今後も信頼できる貿易パートナーの
イメージを維持してくれることを期待する」と述べている。
なお、外交部の楊進添・部長は、アメリカ産牛肉輸入問題は処理の方法を間違えば、
台湾とアメリカ間の他の交渉に影響を与えかねないとしている。
ソース:Radio Taiwan International [2010/01/04]
http://japanese.rti.org.tw/Content/GetSingleNews.aspx?ContentID=93552