【産経正論】核拡散の中心『中国』が世界を欺く『6詐協議』／月刊朝鮮前編集長 [09/12/03]

◎「対話と協議」合意もむなし
オバマ米大統領の日中韓歴訪は、北朝鮮の核武装阻止が北内部で根本的変化がない限り当分は不可能であることをはっきりさせた。それはひとえに中国の北擁護のためであり、中国主導の6カ国協議は互いを欺き、世界を欺く“6詐協議”に過ぎない。
米中首脳会談の共同声明は北朝鮮の核問題に関し「6カ国協議を引き続き進め、中国は米朝接触を歓迎する」とした。中国の胡錦濤国家主席は「朝鮮半島の核問題を対話と協議を通し解決することで合意した」と述べた。
6カ国協議の開始以来、北朝鮮は核実験を二度強行した。2005年9月、07年2月に北は核廃棄に合意したが、核実験で約束を破った。そのような国を相手に「対話と協議」を通して核を放棄させるという言葉は、金正日総書記の耳には核を容認するという別の意味に聞こえるだろう。
NHKの報道によれば、金総書記はかつて平壌を訪れた小泉純一郎首相 (当時) にこう言ったという。
「中国、ロシアも理解しているのに、米国だけがわれわれの核保有に反対する。6カ国協議を通して米国と二重奏をしたい。われわれは、ノドがかれるほど歌うつもりだから、周辺国にはオーケストラ伴奏をお願いしたい。伴奏がよければ歌もよくなろう」と。

◎北とイランの核を取り持つ
中国が北の核保有を理解している、という金総書記の言葉と似た脈絡の証言がある。パキスタンのカーン博士によれば、中国は1982年、パキスタンに濃縮ウラン50キロを与え、核爆弾2個を作れるようにした (ワシントン・ポスト紙)。
米国の核専門家、トーマス・リードとダニー・スティルマンの著書『核特急』は、中国の核施設を10年間調査した結論を次のように要約している。

「中国は1980年代初め、イスラム国家と北朝鮮への核開発支援を決めた。彼らは核とミサイルの技術をイラン、シリア、パキスタン、エジプト、リビア、イエメンに渡した。続いて北を再移転ポイントとして利用してきた。
中国はパキスタン・北朝鮮間のミサイル、核装備の取引を見守りつつも何の措置もとらなかった。1998年と2006年の北のミサイル発射実験前、中朝の将校らは緊密に情報を交換した」

北朝鮮に核を放棄させるための手段を中国は持っている。しかし、北への石油供給を中断するような決定的な措置はとらない。その背景には、「核を持つ北朝鮮」の方が「崩壊する北朝鮮」よりも自らの国益に有利に働く、と判断していることがある。
中国は北とイランに対する国連安保理の制裁決議にかかわりながら、実効的な制裁をしない。
むしろ経済支援を強化してきた。欧米がイランに経済制裁を加えている間、中国はイランとの経済協力を強化した。昨年の両国間の貿易額は前年より35%多い270億ドルとなった。中国は毎日41万バレルの石油をイランから輸入し、毎年158億ドルの代金を支払っている。
オバマ大統領はソウルでの記者会見で「李明博大統領と私は過去のパターンを断ち切ることが必要という点で同意した。北朝鮮は挑発的な行動をとり、次いで協議に復帰し、しばらく協議した後、席をけり、また譲歩を求める」と語った。
北のこうした悪習を絶つには中国の全面的な協力で米国主導の軍事的、経済的圧迫を加えるしかない。だが、現実には中国によってその道の要所が塞がれている。
世界第1位の外貨保有高に加えて、米国国債の約23%を持つ中国がある。対して毎年膨大な対中貿易赤字を重ねる米国、対中貿易が対米貿易額を超す日本、対中貿易の黒字で潤う韓国…。北の核問題のために中国との経済的関係を犠牲にすることはできない。

■ソース
【正論】「月刊朝鮮」前編集長・趙甲済　６カ国協議は中国の国際的詐術
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/091203/kor0912030223000-n1.htm

■関連
【中国】中国外務省高官「国際核拡散防止事業のために、中国はやるべき貢献をしている」 [06/07/12]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1152708778/
【中国】「中国が北朝鮮やイランへ核拡散継続」…米議会報告書 [06/10/31]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1162289655/
【中国】「核不拡散体制損なった」 安保理決議を受け北朝鮮の核実験に「断固反対」、再核実験中止も要求 [09/06/13]
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1244887657/

[続きます >>2]

◎半島から米軍排除を狙う
米中首脳会談で「朝鮮半島の非核化」との表現が使われたのは不吉なことだ。これは北朝鮮の核だけでなく、米軍の核も含め解決しようという北の用語法であり、在韓米軍撤収と韓米同盟解体につなぐための北の用語戦術だ。
中朝が核をダシに韓米同盟を解体させる戦略を進めれば10年、20年後に韓国は北朝鮮の核武装を防げず、韓米同盟を失い、“従北勢力”に包囲されるかもしれない。
アジアでは、中国を中心としたパキスタン、北朝鮮、イランの“核の枢軸”グループと、米国、日本、韓国の反核グループが存在して、一種の新冷戦の様相を見せている。反核グループは、6カ国協議の代わりの方途を模索せねばならない時に来ている。
6カ国協議は、北朝鮮がより多くの核兵器を作り、ミサイル搭載のための小型化に必要な時間を稼ぐのに利用されるだけだ。
方法はある。冷戦時代に西側国家が勝利した方式だ。米韓日欧が北内部に人権、情報、民主的価値観やカネを注入し、北の人々の考え方を変え、彼らの力で体制を倒し核武装を解体させることだ。自由主義陣営にはその手段は多いが、問題は勇気と信念が不足していることだ。
(チョ カプチェ)

[以上です]

直ちにシナ人が湧くスレですね。

まあ、全くその通りだなぁ。
六者協議って如何に中国がズルするか？が目的で中国が音頭取りした
ものだからなあ。
今となると子分の北もろくに躾られない無能な中国の馬鹿踊りの場に
なっているが。

統一教会カルト産経 vs 支那wwwwwww

日本が核武装を匂わせないと中国は本気で北朝鮮の核を取り上げない。

核の枢軸とはよく言ったもんだ
俺は広島生まれだが現状、日本は核武装の選択肢は必要と考える

中境を調子にに乗らせたのが､イルボンの無力化です。イルボンが再軍備し
半島に進出すれば､中境はさらに米国債を買うでしょう。

ジャイアンとスネ夫を足した性格だよね

>>8

確かに、日本の怖さを再度教えてやる必要が有るな？

>>6
核武装を匂わせるのではなく、フランスに匹敵するほどの力を与えるのです。
ダメリカはイルボン核武装を認めないと高をくくっている上海紀行に目に物を
見せるのです。ちなみに共産党は消えます、国民党も消え民主化した中国は
初めて真の大国と成るのです。ところでラスプーチンは中境に進出する
機会をうかがっています。中境もラスプーチンには単なる駒なのです。

北に援助するのが唯一の結論って・・
違うだろｗ

>>11
どこの国の方でしょうか？

カクカクさん

何をいまさらだな
中国もロシアも上朝鮮を核保有国にしたがってるからな

もしもアメリカ陣営と戦争するときそのほうが都合がいいから

まぁそのとおりだよな。
でもそんなのは皆分かってるけど、面と向かって中国を批判すれば
10倍返しの勢いで罵倒と恫喝が返ってくるし、
米日韓ともにキンタマ握られてるようなもんだし、どもならんな

日本は粛々として核を認めず断交してればそれでいい。

中国の原爆症
http://www.youtube.com/watch?v=Rs5sk0jOm88

中国が伝えた核実験
http://www.youtube.com/watch?v=QKlwmtIxnwc