長春−吉林−図們プロジェクト、国家レベルの事業として承認
中国政府は最近、東北地域の長春−吉林−図們市を結ぶ「長吉図開放開発先導区」事業を承認した。
官営の新華社通信は17日、「この事業が国務院審査を通過し、国家レベルの事業に昇格しただけに、
豆満江流域開発プロジェクトは一層弾みがつくものとみられる」と報じた。
同開発事業は、2020年までに長春と吉林、および延辺自治州の図們一帯に約7万3000平方キロ
(韓国の面積の約73%)を北東アジア地域の物流・工業先進基地として開発する戦略的事業だ。
この一帯の人口は約1090万人。
中国政府は、特に延辺市と琿春市など豆満江流域を集中的に開発した後、
北朝鮮の羅津港を経由した東海(日本海)航路も開拓する計画だ。
中国はすでに琿春と羅津を結ぶ道路建設の条件として、
羅津港1号埠頭(ふとう)の独占使用権を北朝鮮から獲得したという。
琿春−羅津−東海航路を利用すれば、吉林省や黒竜江省で生産される鉱物資源や農産物、
工業商品を輸送する物流費を大幅に節約できる。
香港の文匯報は、「長吉図地域の開発はロシアや北朝鮮、韓国、日本、モンゴル
などの交易にも役立つため、韓国や日本などの投資も受けられるだろう」と見通した。
中国はこれに先立ち、ロシアと国境を接する黒竜江省東寧から綏芬河を経て、
琿春市を結ぶ「黄金通路」を今月初めに開通させた。
また、この道路と路線が重なる鉄道も2014年に完成する予定だ。
ソース 朝鮮日報 2009/11/18 10:55:41
http://www.chosunonline.com/news/20091118000032 (一部抜粋)
韓省長は、「吉林省はロシアや朝鮮と陸続きで、日本、韓国と海を隔てて向かい合っている。
吉林省はこの地域内で、政府から賦与された率先してモデル事業を行う権利を利用して、
ロシアや朝鮮、日本、韓国、モンゴルなどと、陸上、海上の両面で新しい国際輸送ルートを切り開いていく。
それにより、中・ロ・朝の国境経済協力区の建設を推進し、国際自由貿易区の構築を模索する。
それとともに、北東アジア航空物流センターの構築を目指す」と述べました。
ソース 中国国際放送局 2009-11-18 16:12:03
http://japanese.cri.cn/881/2009/11/18/147s150450.htm