サムスン電子の幹部は、薄型平面テレビ販売の伸びが「トワイライト」ゾーン(衰退期)に突入間近で、
近い将来に低下し始めるという見通しを示した。
スマートハウス誌によると、サムスンの消費者電子製品部門の販売を統括するマーク・リーサン氏は、
テレビ製造事業について、市場低迷に対する準備をすでに進めていると述べた。
その一例として、サムスンでは、テレビ販売高の落ち込み分を相殺できるよう、オーストラリアで
調理器具販売の拡充を計画している。オーストラリアでは最近、料理番組が人気で、消費者は最新の
調理器具を買い求めている。
韓国日報によると、サムスンは、2009年における世界テレビ販売が前年比で12%減少すると
予想する。一方、パナソニックのスティーブ・ラスト最高経営責任者(CEO)は、現在の成長曲線が
「あと2年続く」と述べたが、下降は「訪れる」と語った。
サムスンではまた、LEDバックライト式LCDテレビの販促に注力している。同社のLEDテレビ販売は、
2009年の推定250万台から、2010年には1000万台を超える見通しだ。
調査会社ディスプレイサーチは、今年のLCDテレビ市場が前年比15%の伸びを記録すると予測
する。LEDテレビ市場では、サムスンが59.8%の占有率で首位に立ち、シャープが27.9%で続く見通しだ。
http://www.usfl.com/Daily/News/09/11/1112_037.asp?id=74849