中国鉄鋼5社の7〜9月、収益振るわず
【上海=下原口徹】中国鉄鋼最大手、宝鋼集団傘下の宝山鋼鉄(上海市)など
中国鉄鋼上場大手5社の2009年7〜9月期の決算が30日、でそろった。
宝山鋼鉄と馬鞍山鋼鉄(安徽省)は減収ながらわずかに増益を確保したが、
他の3社は減収減益に陥った。鉄鉱石などの仕入れ価格が上昇したうえに、
過剰生産で鉄鋼価格が低迷したことが減益要因となった。
宝山鋼鉄の売上高は前年同期比27.2%減の410億3000万元(約5485億円)、
純利益は同6.7%増の30億3000万元。2位の武漢鋼鉄、3位の鞍鋼(遼寧省)は
純利益がそれぞれ同75.7%減、同96%減の大幅減益となった。
第4四半期の見通しについて宝山鋼鉄は、鋼管や厚板市場の低迷が
全体の粗鋼生産量に影響する可能性があるとしている。 (07:00)
ソース:NIKKEI NET
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2M30036%2030102009&g=G1&d=20091031