【社説】臨津江から東海岸へと広がる警戒態勢の緩み[10/07]

1 ：豚骨海豹φ ★：2009/10/07(水) 00:24:25 ID:??? BE:3497159399-2BP(8)

　今月1日に韓国にやって来た11人の北朝鮮住民は、小型船に乗って咸鏡南道の金策港を出港し、北朝鮮海軍のレーダー網をくぐり抜け、
海岸から南東230キロ以上沖合の公海上に出た。そして今度は南西に方向を変え、韓国の領海に入った。この船を1日午後3時22分ごろ、
江陵市沖合南東7.4キロの地点で最初に発見したのは陸軍のレーダーだった。陸軍によってこの船の存在が最初に確認されたのは、
海岸に設置されたレーダーで監視可能な半径9キロ以内に入った後だった。

　国防部の金泰栄（キム・テヨン）長官は5日、「12カイリ以上離れた距離にある3トンの船を捕捉することのできる海軍は、
世界のどこにも存在しない。これはレーダーの性能の問題だ」と述べた。しかしこれは逆に言えば、いくら小さくても、12カイリ以内に入れば
捕捉できることを意味する。12カイリなら韓国の領海内全域をカバーできるはずだ。

　問題の船は陸軍のレーダーに捕捉されてからも、2時間28分にわたり、江陵沖合から注文津沖合まで25キロ北上した。北朝鮮住民を乗せた
この船は、船体の外側にエンジンを装着していた。韓国で一般的に使われる船とは異なるタイプのものだ。陸軍は午後3時すぎに韓国製とは
異なる構造を持つこの船を発見してから、「船体の外部にエンジンを装着した小型の漁船は韓国に何隻登録されているのか」を調べるのに忙しく、
船を直接調べるよう、海上警察などに要請しなかった。陸軍は午後５時50分ごろ、この船が海岸から300メートル地点にまで接近すると、
やっと海上警察に捜査を依頼した。海上警察は午後6時2分に出動し、この船が北朝鮮からやって来たことを確認した。
これら一連のプロセスを通じ、海軍と海上警察、さらには海岸沿いの警備を担当する陸軍でも、
海上警備システムや互いの協力体制に大きな問題があることが改めて明らかになった。

　軍は「韓国漁船の中にもすぐに識別できないものは多い。そのため、特に疑わしくない限りは港に入ってから検問を要請する。
この船には特に異常な兆候はなかったが、それでも引き続き見守っていた」と説明している。幸い、この船は韓国への亡命を
目指していたもので、武装したものではなかった。しかし、もし最初から韓国漁船であるかのように偽装し、スパイや武装兵士などを
運ぶ船だったとしたら、今ごろ驚き慌てふためいていたことだろう。

　先月6日には北朝鮮が臨津江上流のダムを無断で放流し、韓国国民6人の貴重な命が奪われた。この事故当時も、担当の公務員や
水資源公社の職員は現場を監視する機器の管理を怠り、軍も水位が突然上昇を始めたにもかかわらず、当局に報告したり警報を
発令したりすることはなかった。まともに勤務していたのはわずか二人。必勝橋の監視を行う見張りの兵士たちだけだった。

　このように、警戒態勢に問題があるのは東海岸と臨津江だけだろうか。西海（黄海）から休戦ラインを経て東海（日本海）へと
続く北朝鮮との境界の各所でも、警戒態勢のレベルにそれほど大きな違いはないだろう。金大中（キム・デジュン）、
盧武鉉（ノ・ムヒョン）両政権の10年間に、政府、民間、軍の安全保障意識は大きく緩み、海岸線警備のために設置されていた
鉄条網なども多くが取り除かれた。以前は毎晩暗くなると監視兵が厳しい警備を行っていた海岸でも、最近は避暑客たちが
のんびり散歩を楽しんでいる。それならなおさら、気持ちの面では警戒を怠ってはならないが、現実は正反対の状況だ。
臨津江や束草近海で起こった今回の出来事を目の当たりにすると、休戦ラインからわずか40キロしか離れていない首都ソウルは、
見方によっては無防備状態にあるのではないか、という思いもわいてくる。

http://www.chosunonline.com/news/20091006000028

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http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1254402015/