記事入力 : 2009/10/06 07:38:58
外国人が一転売り越し、韓国株急落(上)
毎日1兆ウォン(約767億円)台のペースで韓国株を買っていた外国人投資家の食欲が目立って減退している。
韓国株式市場では先月24日から外国人投資家の売り越しが7営業日連続で続いた。外国人の売りが消えたことで、
KOSPI指数は一時の1718ポイントから1600ポイント台前半まで急落した。
■外国人の利益確定売り先行
外国人は韓国株が先月21日、FTSE先進国指数に組み入れられたのを前後して、9月10日から23日まで
約5兆6000億ウォン(約4280億円)を買い越した。
しかし、短期間の株価上昇に対する負担感に加え、10−12月期に企業業績の改善ペースが鈍化するとの観測が浮上し、
市場は売り先行となった。
証券各社は、特にウォン高進行で情報技術(IT)、自動車など輸出企業の収益性が低下するとの懸念が高まったことや
為替差益を狙う魅力が低下したことなどから、投資家がいったん手仕舞いする動きを強めたと分析している。
外国人投資家の大規模な買いを受け、今年3月以降、9月23日までにサムスン電子の株価は72%上昇。
このほか、ポスコ(62%)、新韓金融持株(107%)、現代自動車(135%)、LG電子(81%)、ハイニックス半導体(142%)
などがKOSPI指数を上回る上昇を示した。
http://www.chosunonline.com/news/20091006000006