【中国経済】温家宝発言から見る中国経済（産経新聞・石平のChina Watch）[09/24]

【石平のＣｈｉｎａ　Ｗａｔｃｈ】温家宝発言から見る中国経済

大連で開かれた経済関係フォーラムで発表する中国の温家宝首相＝９月１０日（ＡＰ）
http://sankei.jp.msn.com/photos/world/china/090924/chn0909240802001-p1.jpg

　中国の温家宝首相は時々、率直な発言を行うことで知られている。
彼の管轄範囲の経済問題に関しては特にそうである。

　去る８月下旬の地方視察の途中、そして９月１０日に大連で開かれた経済関係フォーラムの席上、
温首相は、経済問題に関する重要な談話を発表した。その中で彼は、「中国経済の急速な下落は
すでに食い止められた」との認識を示しながらも、次のような言葉を何度も口にした。

　「わが国の経済回復はその基礎が不安定で、強固ではない。バランスが欠けている。
状況は依然として厳しい」と。

　経済の急落が「食い止められた」ことの理由に関して、温首相は「それは中国政府が行った
積極的な財政政策と金融緩和政策の成果である」と自賛してから、次のような問題点を指摘している。

　「（中国）経済は困難を克服し、危機に対処していくための内在的原動力と活力が欠如し、
国家政策によるてこ入れは依然として経済の発展を支える重要な役割を果たしている」

　要するに温首相はここで、中国の「経済回復」は政府の財政的・政策的てこ入れがもたらした
ものであって経済自体の力による自律的な回復ではない、だからそれが「不安定で、強固ではない」、
と言いたかったのである。

　温首相は政府のてこ入れ策として「積極財政」と「金融緩和」の２つを挙げた。
前者はすなわち鳴り物入りの「４兆元（約５７兆円）景気対策」であるが、
後者の「金融緩和」が実施された結果、今年の上半期に中国国内で行われた新規融資の総額は
７・４兆元（約１０５兆円）に上ったことは７月３０日掲載の本欄でも記している。

　しかし、今年上半期の中国の国内総生産（ＧＤＰ）は１３兆９８６２億元と、１４兆元未満であったから、
同じ時期における国内新規融資の総額はＧＤＰの半分以上に達しているという前代未聞の
異常事態が生じているのである。

　このようなむちゃな放漫融資があってこそ中国経済の急落が食い止められたわけだが、
いわば「カンフル剤の注射」に頼り切った経済の回復は、まさに温首相の指摘通り、
極めて「バランスの欠いた」ものである。

　そして、このような過激なてこ入れ策はそう長く続くはずもない。今年の８月になると、国内の
新規融資額は大幅に減少し、２００９年に入ってからの最少月額である３２００億元となっている。

　それ以上の放漫融資をやると、いずれかインフレになる危険性があるから、
中国政府は急ブレーキをかけたと思われるが、「カンフル剤」の投与が断たれた中国経済は、
果たして持続的な回復ができるのか。まったくの疑問である。
（>>2以降に続く）

産経新聞　2009.9.24 08:00
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090924/chn0909240802001-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090924/chn0909240802001-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090924/chn0909240802001-n3.htm

※依頼ありました（依頼スレ119、>>618）

関連スレ
【中国経済】中国商務省当局者「中国の貿易は2009年に2ケタの減少となる見込み」[09/17]
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1253223943/
【中国経済】中国、輸出減止まらず 8月の輸出は前年同月比2割以上の減少で10カ月連続のマイナス、内需で補いきれず[09/12]
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1252793481/

（>>1の続き）
　というのも、温首相自身も上述の談話の中で認めたように、「（国内の）短期での大幅な内需拡大は
極めて難しい」し、「世界不況が長引くことで外需の下落はさらに続くだろう」と予想されているからである。

　中国経済の行方に対する温首相の心配は、決して杞憂（きゆう）ではないようだ。

　しかし大変面白いことに、当事者である温首相の「慎重論」とは対照的に、
国外の一部専門家やマスコミはむしろ、中国経済の「奇跡的回復」をべた褒めしている最中である。

　たとえば、日本を代表する某証券会社のトップは先日北京市内で、
「中国経済は非常に健康だ」と発言したことが中国のメディアによって報じられている。

　あれほどの放漫融資に頼っていた中国経済が「健康」なのか。
多くの日本人の中国認識は、結局この程度のものである。

【プロフィル】石平
　せき・へい　１９６２年、中国四川省生まれ。北京大学哲学部卒。８８年来日し、
神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。民間研究機関を経て、評論活動に入る。
『私はなぜ「中国」を捨てたのか』など著書多数。

石平さん。
ポジショントークとか嵌め込みって知ってるのかな？

＞中国経済の「奇跡的回復」をべた褒め
(　ﾟДﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ
不況対策で緊急融資された金を、ほぼ全額投機に突っ込んで完全にバブル起こしてる状態を
奇跡的回復って呼ぶの？
初めて知った

>>3
でも、日本人でも真に受けてるヤシは多いだろ。

中国の新聞ってのは当然検閲対象なものだから（特にメジャーどころの
新聞や新聞サイト）、実情ってのがあまりよく見えないんだよな。

>>5
いますね。
そうじゃなきゃ、嵌め込みもポジショントークもやる価値ねえですから。

中国の上海総合指数はピークの半分以下。
不動産価格の伸び率を見てももうバブル崩壊は終わったんじゃないかね。

＞中国の70都市の居住用不動産価格指数は、08年12月以降、
＞前年比ベースで下落が続いてきたが、09年6月にはプラスに転換
ttp://www.dir.co.jp/publicity/column/090724.html

>>3
中国の場合、やたら賞賛する奴が居てウザイってだけのことでは。
アイルランドとかだと小さく扱うだけだけど、中国の場合だと過剰なマンセーするからな。
日本の大多数のマスゴミは。

>>9
ああ、それか……。

あの民度で、ここまで発展してきただけでもたいしたものだと俺は思っているんだ。

宮崎正弘の国際ニュース・早読み
http://www.melma.com/backnumber_45206_1459741/
は支那に詳しい
どこにも書いて無いことまで情報に沿って論理的に書いてある

>>11
民度が低くても、(たとえその中身がどんだけ酷かろうが）経済発展は出来る
(それが自力でなくても）のは、韓国でも証明できたわけで。

某証券会社のトップは先日北京市内で、「中国経済は非常に健康だ」と発言した>
この発言は外交辞令か、客への宣伝用だろう。
悲観的な発言を信じる日本よりも、リップサービスでも楽天的に捉えるシナ人の方が楽に死ねるのではないか。

>>14
＞某証券会社のトップは先日北京市内で、「中国経済は非常に健康だ」と発言した>

どうみてもポジショントークだよなあｗ
くわばらくわばらｗｗ

記事がまともすぎるｗｗ

日本の経済人は駄目だなｗｗ
信用できんｗｗ

おまいら、こんなオープンな場で、
ポジショントークとか嵌め込みとかいう発言はやめれ！

何とか立ち直ろうとしている支那を
愉快犯的に貶めて何の得がある？

支那で動乱があったら、日本は難民だらけで
ゲルマン民族来襲状態だぞ

難民を受け入れちゃうんだろうな
特に民主政権だと

>>18
先に富裕層を受け入れておくと、彼らが難民を排除してくれるよ
自分たちが奴隷労働者として使う連中を除いて
その時にやる非人道的な行いで後々責められるのはなぜか日本だけどｗ

やっぱり支那経済は異常だな。
表層的にしか支那経済を見ていない日本のマスゴミ報道ばかりのいま、
この記事は非常に価値があると思う。

今まで日本はシナにどれだけ金つぎ込んだんだ！

国は庶民よりお金持ってるから最近ばらまいた。
それが、株や住宅投機に回って、最近小バブルが破裂
して景気回復のメッキが剥がれた。
中国のＧＤＰの60％を占める中小企業の40％が倒産、
次に残り40％が倒産の崖っぷちにある。
国内では万単位の暴動が起きているが日本では報道されない。

中国は富裕層が出てきたと言ってもアメリカへの輸出頼み。
そのアメリカではプライムローンと商業不動産の値下がり
が止まらずに来年あたりまた、恐怖が再来するのが確実視されている。

「4兆元（57兆円）の景気対策」ってあるけど、これって実際に投入されたの？
三橋さんの本にも「投入する必要がある」と発表されただけとあるし、マスゴ
ミが企業騙すために「投入する」って書いてる認識あったんだけど・・・。

支那が金持ってないとは言わないけど、4兆元だと外貨を元に換えないと捻出できないよね？

>>1-2
新規融資の手法を日本のものと捉えては理解できない
この仕組みと同じ
数字を求められる圧力が桁違いにでかい

【中国】“統計の怪”…地方別のGDPの合計、全国値を19兆円超過[08/03]
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1249382241/


http://news.biglobe.ne.jp/economy/788/dol_090601_7888602446.html
「他行に比べ、おたくは融資が足りない」。2月、中国のある邦銀支店長は、
日本の金融庁に相当する中国銀行業監督管理委員会（銀管会）の分局から呼びつけられ、叱責を受けた。
　1〜3月、中国金融機関の融資額は空前の伸びを見せた。同期の新規貸出額前年比は347％。3月単月では、前年同月比で約7倍にもなった。むろん、過去最高の数値だ。
　背景には、政府がそれまでの引き締め策を転換し、経済対策の一環として金融緩和を推し進めたことがある。
　昨年11月の総量規制撤廃が表に出ている具体的な施策だが、むしろ効果を発揮したのは個別の銀行に対して
行なわれた“窓口指導”だ。対象は規模の大小を問わず、冒頭のように外資銀行にまで及んだ。
邦銀の場合は現地に進出している日系企業への融資が中心であり、貸し出しを増やしたところで
中国経済に直接影響しないのだが、「中央の意向を受けた地方の担当者が、機械的に対応したのだろう」と関係者は苦笑する

>>23
確か赤字神氏もブログかなんかで取り上げた記憶があるんだが、
そのうちの10兆円分を除く大部分は、すでに予算の決まってた公共事業や雇用対策。

多分その10兆円は2年の間に投入するって言ってたから、順次投入していくつもりだとは思う。
でも、所詮、実体経済に需要が殆どない国だから雇用を創出したところでその効果は、長くは続かんだろうね。

まじめな話膨大な人数の失業者を植林や河川の清掃に雇ったらいいんじゃね、と。
(もちろん、清掃員とかの名目で、公務員を雇用対策で増やしたりしてるだろうけど）

株屋的には、景気対策のための財政出動が株式投機や土地投機に
流れる状況は「極めて健全」なんだろうw

>>23
輪転機回すアル

鳩山が「東アジア共同体」を煽っている
これは必要な事では有るがＮＷＯと同じ計画でもある
東アジア共同体はＯＫだがアジア統一通貨はＮＧである

ここで一計を考案した「中朝韓露が大嫌いで媚米の統一似非保守を利用しよう」
似非保守が溜まるスレやブログは既に東アジア共同体の事は批判しているだろう
「中共に日本が飲み込まれるぞ〜！」「鳩は中共に日本を売り渡す売国奴だ！」
この様なお約束の批判を繰り返している事だろうｗ そこに「アジア統一通貨の危険性を広めていこう」
「中共にアジア統一通貨の発行権を渡せば日本の命運は尽きる！日本が握るべきだ！」
「現在円の発行権は日本政府にあるらしいが（嘘ですｗありませんｗ）アジア統一通貨の発行権は中共に握られる・・」
と煽りましょうｗ「発行権の重要性を説きましょうｗ」

＞日本を代表する某証券会社のトップは先日北京市内で、
＞「中国経済は非常に健康だ」と発言した

阿呆だ、まるでΘ経新聞の記事みたい

なんちって中国

そういえば今週カンブリア宮殿で小池栄子がフィリップで

リーマンショック後の株価を比べて、中国は４割上昇しているが、

日本はマイナスであるとか言っていた。


なぜ、ポイントをリーマンショックに持ってくる？

>>22
> 国内では万単位の暴動が起きているが日本では報道されない。

中共自身も、2006年までは暴動発生件数を発表していたが、
その後ぷっつりと発表しなくなったねｗ
2005年の暴動発生件数が８万７０００件だったから、いまや万単位どころか
十万単位で起きてる可能性もあるね。

>>31
その前に支那での株価は大暴落してるんだけどねえ。
下がるところまで下がったら、そりゃ上がるでしょｗ