ぐっさんご注文のロイターの記事翻訳。長いw
http://www.reuters.com/article/worldNews/idUSTRE5820TQ20090904?sp=true Japan PM's pick of tainted ally raises concerns
汚れた同盟者を抜擢した日本の首相:広がる懸念
2009年9月4日金曜日午前4時17分 EDT
By Isabel Reynolds
東京(ロイター):金曜日、日本の新しい与党は鍵となる役職にスキャンダルに塗れた前党首を選んだ。この事に関し、
鳩山由紀夫次期首相はライバルとなる権力中枢を別に作る事により、政策決定を混乱させるのではないかという懸
念が広がっている。
ベテラン議員である小沢一郎氏は数ヶ月前に資金調達騒動を受けて党首辞任を強いられていたが、今回民主党
の幹事長を引き受ける事となった。
小沢氏は民主党の選挙戦略の長であり、先週日曜の衆議院選挙において長く与党の座にあった自由民主党の歴
史的敗北を演出した。
この勝利により小沢氏は声望をより集める事となったため、党内での彼の影響力はより増大する事になる。党内第
二位に彼が指名された事は、以前に自民党が失脚した時の事を知る唯一の者であるだけに、舞台裏から糸を引く可
能性をより一層高くする事となるだろう。
「問題は、小沢氏がどこまで自身を抑えることが出来るかだ」と、日本大学教授の岩井奉信氏は語る。
「抑え切れずに記者会見で政策についての意見を述べるかもしれないし、適切なプロセスを経ずに政策決定を行う
かもしれない」
現幹事長である岡田克也氏は、党の二重構造に対する懸念を退けている。
「党首と小沢氏は政策決定の一本化と、幹事長による干渉を行わない事に合意している」と、金曜日のインタビュー
で彼は語った。
9月16日に議会は正式に鳩山氏を首相として選出するだろう。彼はその直後に内閣人事を発表すると述べており、
その人選も彼自身が行うと強調している。
近しい側近が違法献金を受領したとして告発された事を受けて、小沢氏(67)は5月に党幹部を辞任した。今後数ヶ月
以内に側近の裁判が始まるが、そうなると焦点は彼のスキャンダルに戻る事が予想される。
彼の指名は予想されていた事であるが、小沢氏が陰の実力者として行動するのではないかと新聞各紙は推測し、
一部の有権者は懸念している。
「少し心配ですね」と、41歳の銀行家である山岡シンタロウ氏は語る。「小沢氏は党内で権力と数を握っています。鳩山
氏が自身の意向を通せるかわからないですね」
(続く)