【韓国】初の宇宙ロケット「羅老号」、打ち上げ成功なるか 「確約はできないが人間にできることはすべてやり尽くした」[08/17]
1 ：東京ロマンチカφ ★：
今月19日に予定されている韓国初の宇宙ロケット「羅老号」の打ち上げは果たして成功するのか。
1950年代から2007年までの間に全世界で合わせて4871回の打ち上げが行われたが、このうち424回の
失敗を除くと、成功率は91％に達する。とはいえ、韓国のように宇宙ロケットを初めて打ち上げる国の
場合、成功率は27％に過ぎない。
◆羅老号を守る3本の塔
打ち上げの当日、最も重要なのは天気だ。宇宙ロケットは、それ自体が一つの巨大な金属の塔に
近い。雷が落ちると大電圧の電流がロケット内に流れ込み、電子装備が不能になる。このため、発射
地点から半径20キロ以内に雷が落ちると、打ち上げはできなくなる。発射台周辺に設置された3本の
巨大な塔は、羅老号を雷から保護する避雷針だ。
風も問題だ。地上で平均風速15メートル以上の風が吹くと、長さ33.5メートルの羅老号が宇宙に
向け上昇姿勢を維持するのが難しくなる。地上は静かでも高度30キロ以上で風速100メートルを
超える風が吹いていると、宇宙空間でロケットの胴体が揺れ動くため、打ち上げは中断される。
湿度は80％未満でなければならない。防水処理が完璧でも、雨が降れば可能な限り打ち上げは
行わない、ということだ。気象庁のソ・ドンスル事務官は、「今月18日から20日まで、全羅南道高興郡
は厚い雲に覆われると予想されるが、降水の予報はまだない。打ち上げ日の湿度は、48時間前に
予測できる」と語った。
◆1段目・2段目の連結ボルト分離もカギ
羅老号が打ち上げられると、ロケットを宇宙に押し上げる推進システムが最も重要になる。つまり
エンジンと燃料、酸化剤系統だ。韓国航空宇宙研究院は、1957年から2003年までに打ち上げられた
宇宙ロケットが飛行に失敗した原因を分析した。その結果、推進システムが失敗の原因となった例が
66.2％で最も高かった。羅老号のように初めて打ち上げられるロケットの場合、推進システムの問題は
失敗原因の56％を占めている。
例えば、米国初の宇宙ロケット「バンガード」は57年12月6日に打ち上げられたが、燃焼室の高温ガス
が燃料注入口に逆流し、打ち上げ2秒後に爆発した。羅老号の推進システムは、1段目（下段）の
液体燃料ロケットと2段目（上段）の固体燃料ロケットで構成されている。ロシアから導入した1段目は
今回初の飛行となるため、海外でも打ち上げが成功するかどうかに注目が集まっている。
ロケットの各構成要素がしかるべく分離することも重要だ。羅老号2段目の最上部には衛星が搭載
されており、その周囲を「フェアリング」と呼ばれる一種のカバーが覆っている。この1段目・2段目やフェア
リングがきちんと分離しないケースが、飛行失敗の第2の要因（12.6％）だ。
専門家らは、今年4月に北朝鮮が発射したテポドン2号が衛星を軌道に乗せるのに失敗したのも、
ロケットの2段目・3段目の分離に失敗したためだと分析している。航空宇宙研究院の朴政柱（パク・
ジョンジュ）発射体体系事業団長は、「2段目の燃焼後、3段目との連結ボルトが爆発し切り離され
なければならないが、それに失敗すればロケットの2段目・3段目が共に墜落することになる」と語った。
1995年8月5日に米国がデルタ2ロケットに載せて打ち上げた韓国のムグンファ1号衛星も、ロケットの
本体に取り付けられた補助ロケットの一つが正常に分離せず、衛星を目標の軌道に乗せられなかった。
これを正常な軌道に戻すため、衛星に積まれていた燃料を使用し、衛星の寿命が当初の10年から
4.5年に縮まった。
（>>2-5あたりに続く）
http://www.chosunonline.com/news/20090817000039
http://www.chosunonline.com/news/20090817000040
http://www.chosunonline.com/news/20090817000041
http://file.chosunonline.com//article/2009/08/17/871296198856516286.jpg
【韓国】初の宇宙ロケット「羅老号（KSLV-1）」、 人工衛星搭載して19日打ち上げへ[08/18]
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1250527218/
【韓国】宇宙ロケット「羅老号(KSLV1)」発射延期で判明した韓国の宇宙技術の限界（朝鮮日報・社説）[08/08]
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1249723304/
【韓国】宇宙ロケット・羅老号エンジン「旧型」問題、見解に食い違い[08/12]
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1250073266/
1950年代から2007年までの間に全世界で合わせて4871回の打ち上げが行われたが、このうち424回の
失敗を除くと、成功率は91％に達する。とはいえ、韓国のように宇宙ロケットを初めて打ち上げる国の
場合、成功率は27％に過ぎない。
◆羅老号を守る3本の塔
打ち上げの当日、最も重要なのは天気だ。宇宙ロケットは、それ自体が一つの巨大な金属の塔に
近い。雷が落ちると大電圧の電流がロケット内に流れ込み、電子装備が不能になる。このため、発射
地点から半径20キロ以内に雷が落ちると、打ち上げはできなくなる。発射台周辺に設置された3本の
巨大な塔は、羅老号を雷から保護する避雷針だ。
風も問題だ。地上で平均風速15メートル以上の風が吹くと、長さ33.5メートルの羅老号が宇宙に
向け上昇姿勢を維持するのが難しくなる。地上は静かでも高度30キロ以上で風速100メートルを
超える風が吹いていると、宇宙空間でロケットの胴体が揺れ動くため、打ち上げは中断される。
湿度は80％未満でなければならない。防水処理が完璧でも、雨が降れば可能な限り打ち上げは
行わない、ということだ。気象庁のソ・ドンスル事務官は、「今月18日から20日まで、全羅南道高興郡
は厚い雲に覆われると予想されるが、降水の予報はまだない。打ち上げ日の湿度は、48時間前に
予測できる」と語った。
◆1段目・2段目の連結ボルト分離もカギ
羅老号が打ち上げられると、ロケットを宇宙に押し上げる推進システムが最も重要になる。つまり
エンジンと燃料、酸化剤系統だ。韓国航空宇宙研究院は、1957年から2003年までに打ち上げられた
宇宙ロケットが飛行に失敗した原因を分析した。その結果、推進システムが失敗の原因となった例が
66.2％で最も高かった。羅老号のように初めて打ち上げられるロケットの場合、推進システムの問題は
失敗原因の56％を占めている。
例えば、米国初の宇宙ロケット「バンガード」は57年12月6日に打ち上げられたが、燃焼室の高温ガス
が燃料注入口に逆流し、打ち上げ2秒後に爆発した。羅老号の推進システムは、1段目（下段）の
液体燃料ロケットと2段目（上段）の固体燃料ロケットで構成されている。ロシアから導入した1段目は
今回初の飛行となるため、海外でも打ち上げが成功するかどうかに注目が集まっている。
ロケットの各構成要素がしかるべく分離することも重要だ。羅老号2段目の最上部には衛星が搭載
されており、その周囲を「フェアリング」と呼ばれる一種のカバーが覆っている。この1段目・2段目やフェア
リングがきちんと分離しないケースが、飛行失敗の第2の要因（12.6％）だ。
専門家らは、今年4月に北朝鮮が発射したテポドン2号が衛星を軌道に乗せるのに失敗したのも、
ロケットの2段目・3段目の分離に失敗したためだと分析している。航空宇宙研究院の朴政柱（パク・
ジョンジュ）発射体体系事業団長は、「2段目の燃焼後、3段目との連結ボルトが爆発し切り離され
なければならないが、それに失敗すればロケットの2段目・3段目が共に墜落することになる」と語った。
1995年8月5日に米国がデルタ2ロケットに載せて打ち上げた韓国のムグンファ1号衛星も、ロケットの
本体に取り付けられた補助ロケットの一つが正常に分離せず、衛星を目標の軌道に乗せられなかった。
これを正常な軌道に戻すため、衛星に積まれていた燃料を使用し、衛星の寿命が当初の10年から
4.5年に縮まった。
（>>2-5あたりに続く）
http://www.chosunonline.com/news/20090817000039
http://www.chosunonline.com/news/20090817000040
http://www.chosunonline.com/news/20090817000041
http://file.chosunonline.com//article/2009/08/17/871296198856516286.jpg
【韓国】初の宇宙ロケット「羅老号（KSLV-1）」、 人工衛星搭載して19日打ち上げへ[08/18]
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1250527218/
【韓国】宇宙ロケット「羅老号(KSLV1)」発射延期で判明した韓国の宇宙技術の限界（朝鮮日報・社説）[08/08]
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1249723304/
【韓国】宇宙ロケット・羅老号エンジン「旧型」問題、見解に食い違い[08/12]
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1250073266/
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