航空機爆破予告、いたずら電話かけた少年らに賠償命令
「飛行機に爆発物を仕掛けた」といういたずら電話をかけた少年3人が、一人当たり数百万ウォンもの
賠償金を支払うことになった。この種のいたずら電話で損害賠償を命じる判決が下ったのは、
韓国では今回が初めてだ。
ソウル南部地裁民事1部の李銀姫(イ・ウニ)裁判官は29日、大韓航空がA(15)、B(17)、C(14)の3少年と
両親を相手取って起こしていた損害賠償請求訴訟で、A少年とB少年に対しそれぞれ700万ウォン
(約54万円)の支払いを命じる判決を言い渡した。
一方、同地裁はC少年に対しても、1500万ウォン(約115万円)の賠償金を支払うよう命じる和解案を
示したが、C少年側が受け入れなかったため、現在も訴訟が進められている。
同地裁は判決文で、「被告らのいたずら電話により、航空会社が損害を被ったことは十分に認められる。
被告を監督する義務を有する両親に、航空会社の損害を賠償する責任がある」と述べた。
A少年ら3人は今年1月、仁川空港や大韓航空に対し「大韓航空の飛行機に爆発物を仕掛けた」
という内容のいたずら電話をかけ、警察に検挙された。 C少年は同月7日と8日の2回にわたって
いたずら電話をかけ、これを報じたニュースを見たA少年は同月14日、B少年は27日に同様の
いたずら電話をかけた。大韓航空側は「少年らがいたずら電話をかけるたびに運航を中止し、
機内の捜索や乗客に対する検査を行ったため、総額1億ウォン(約765万円)程度の被害が生じた。
これまで警察などの関係機関に対し、厳重な処罰を要請してきたものの、一向にいたずら電話が
根絶されないため、法的手段に訴えた」とコメントした。
パク・スンチャン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 記事入力 : 2009/07/30 13:56:03
http://www.chosunonline.com/news/20090730000050 ※依頼ありました(依頼スレ117、
>>157)