日本の劇団が、慰安婦強制動員問題に対する日本政府の謝罪を要求する水曜デモ
で、韓国語で演劇を行う。
21日、韓国挺身隊問題対策協議会(以下、挺対協)によれば、22日にソウル・鍾路区
(チョンログ)の日本大使館前で行われる『875回・水曜デモ』には、日本の劇団『水曜日』
が参加して『セナの願い』という劇を公演する.
『セナの願い』は、日本で言語の暴力などに苦しめられた在日同胞女子学生のセナが、
韓国人に対する差別と慰安婦問題などに怒りを感じ、これを解決するために努力する
過程を描いた演劇だ。
団員の大部分は韓国語が苦手だが、シナリオを几帳面に覚えて公演では流ちょうな
韓国語を聞かせるという予定だ。
『水曜日』は2004年の宝塚市制定50周年イベントで、在日同胞女子高生らが韓国の
伝統舞踊をお披露目すると、ある日本女性が「朝鮮に帰れ」と叫んだ事件を機に、
2005年に作られた。
この事件に接した日本の市民団体の関係者らが、同じ意見の市民を集めて日本の
韓国人差別と慰安婦強制動員問題などを、演劇で広く伝える事にした。
団長の徳田幸博さん(66) は、「日本人として韓国人らに申し訳ないと思った」とし、
「韓国人差別問題と慰安婦問題などを、演劇で告発する事が我々の役割だと考えた」
と語った。
その後『水曜日』は、日本各地で地道な公演活動をして来た。昨年の7月には韓国を
訪問して、『ハルモニは私たちの希望』という演劇を水曜デモで公演した。
挺対協の関係者は、「真実を明らかにしようと努力する日本人を見れば、いつかはこの
問題が解決されるだろうという希望を抱くようになる」とし、「慰安婦ハルモニも演劇を
見ながら大きな力を得るだろう」と語った。
21日、慰安婦被害者らの憩い場である京畿道(キョンギド)・光州(クァンジュ)の『ナヌム
の家』を訪問した劇団員らは、22日の公演を終えてまた日本に帰る。
ソース:ソウル=聯合ニュース(韓国語)
http://www.yonhapnews.co.kr/society/2009/07/21/0701000000AKR20090721111800004.HTML