2009年6月29日、台湾紙・聯合晩報によると、台湾自殺防止学会が発表した最新の統計で、台湾の
15歳から24歳の青少年による自殺(または未遂)件数が増加傾向にあることが分かった。自殺件数は
減少しているものの、自殺未遂を繰り返す人は増加しているという。
統計によれば、青少年の自殺原因は異性関係を含む「人間関係」が60%を占め、トップだった。「精神
疾患」(31.7%)と「仕事や経済的な理由」(6.7%)がこれに続く。自殺または未遂件数は06年が3581
人、07年が3955人、08年が4092人と年々増加傾向にある。自殺の方法は多い順に、「睡眠薬・鎮静
剤」(25.1%)、「手首を切る」(21%)、「刃物などの道具を使う」(8%)。致死率が最も高かったのは、
「毒性のある気体や蒸気による中毒」「首つりなどの窒息」「高所からの飛び降り」だった。
青少年の自殺について、精神科医は「プレッシャーと環境が主な原因」と分析する。台湾では共働きで
両親不在の家が多く、寂しさを抱える青少年がインターネット漬けになる傾向が多く見られるという。
医師は、少ない時間でも良いから子供との時間を取るようにし、ネット漬けから解放することが自殺防止
の近道だと強調した。
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